買換えの判断基準は?
Windows 10にしたい「Vistaユーザー」はアップグレードでいい?
2015年10月30日 09時00分更新
Windows 10の最新情報を常にウォッチしている探偵・ヤナギヤが、Windows 10にまつわるギモンに答える本連載。
基本技から裏技・神技、最新ビルドのInsider Previewの情報まで、ドド~ンと紹介します。
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Vistaな人はアップグレードでいい? 買換えの判断基準は?
まずは、Windows Vistaのスペック要件を確認してみよう。Vistaは、32ビット版と64ビット版の違いではなく、エディションによって要件が異なる。「Windows Vista Home Basic」だと、CPUが800 MHz以上、メモリーが512 MB以上、15GB以上の空き領域がある20GB以上のHDDとなる。Windows Vista Home Premium/Business/Enterprise/Ultimateエディションは、CPUが1GHz、メモリーは1GB。HDDは40GB以上となっている。
「Windows Vista Home Basic」の最低要件だと、Windows 10のシステム要件は満たさないのでNG。Vista上位エディションの基準はWindows 10の32ビット版とほぼ同じ。32ビット版であればアップグレードできる。ただし、64ビット版のWindows 10の場合は、メモリーが最低2GB必要になる。1GBしか搭載していない場合は、増設もしくは買い替えということになるだろう。
VistaはWindows 10の無償アップグレードの対象ではないので、購入する必要がある。ちなみに、量販店などで発売されているパッケージのUSBメモリー版は、Windows 10 Homeが1万3500円前後、Proが2万4500円前後となっている。
1円でも安く、ということであればVistaを10にアップグレードしたほうがいいが今時、量販店では4〜5万円で多数の製品が販売されている。先日、日本HPから安価な「Stream 11-r100」も登場している。11.6型液晶のノートPCで価格はなんと3万円。CPUは2GHzオーバーだし、メモリーも2GB。Windows 10 Homeだが、64ビット版だ。OS単体を1万3500円で買うくらいであれば、パソコンの買い替えをお勧めしたい。
これでズバッと解決!
メモリーが1GB以上あればアップグレードできるが、最新パソコンの価格もお手頃なので買い替えをお勧め!
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