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リーズナブルながらスペックに問題なし

ソニーでもiPhone対応、技術満載「SmartBand 2」にグッときた

2015年10月18日 12時00分更新

文● 四本淑三

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睡眠状態を自動で検知

 さて、SmartBand 2を使うには、専用アプリの「SmartBand 2 SWR12」が必要。そしてこのアプリは、iOS 8.2以降の「ヘルスケア」に対応しています。専用アプリをダウンロードして、SmartBand 2のコアとペアリングし、ヘルスケアの設定をすれば、歩数のカウントや心拍数の計測が記録されます。

 ところで、SmartBand 2は、睡眠状態にあるかどうかを自動で検知します。使用開始初日はそうとも知らず、うっかり装着したまま寝てしまいましたが、しっかり睡眠時間がログに残っていました。

ヘルスケアの「ソース」設定でSmartBand 2のデータ書き込みを許可します

SmartBand 2 SWR12の画面。ペアリングして一晩使ってみた状態がこれです

ログには睡眠時間とともに「浅い眠り」「深い眠り」で睡眠の質も記録されています

心拍数はアプリ上のリアルタイム表示が可能で、グラフでロギングされます

 と、第一印象はかなりよいSmartBand 2ですが、気になるのはバッテリーの持ち時間です。10分の間に2分間心拍を計測する通常設定で約2日間と発表されていますが、これが微妙なところ。Apple Watchよりはマシですが、ちょっと短い。心拍センサーをオフにすると約5日持つということですが、それではSmartBand 2を使う意味がない。

 たとえば同じように歩数、心拍が測れるFitbitの「Fitbit Charge HR」は、ギリギリ5日は持つので、もう少しがんばってほしかったようにも思います。2日に一度、コアを取り出してUSBでつなぐ行為が、果たして習慣になるかどうか。とりあえず2週間使ってみて、そのほかの機能なども含めて、再度ご報告したいと思います。



著者紹介――四本 淑三(よつもと としみ)

 1963年生れ。フリーライター。武蔵野美術大学デザイン情報学科特別講師。新しい音楽は新しい技術が連れてくるという信条のもと、テクノロジーと音楽の関係をフォロー。趣味は自転車とウクレレとエスプレッソ

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