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宅配時の不在、7割が時間指定せず…国交省調査

2015年10月14日 09時40分更新

記事提供:通販通信

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グラフ 国土交通省が14日公表した「宅配の再配達の削減に向けた受取方法の多様化の促進等に関する検討会」報告書の消費者向けアンケートによると、再配達された荷物のうち1回目の配達時間は「午前中」が最も多く約35%で、「把握していない」が約21%、不在となった荷物の約7割が時間指定をしていなかったことがわかった。

 同調査は同検討会で実施したアンケート調査。アンケート調査票の配布はヤマト運輸(株)・佐川急便(株)・日本郵便(株)の3社が担当。8月4日から1週間の間に都内で発生した再配達の際、配達担当者が荷物とともに調査票を手渡した。回答者は東京都在住者の531人と都外在住者773人の合計1304人で、このうち男性は783人・女性は520人。

 1回目の配達で受け取れなかった理由として「配達が来るのを知らなかった」が約42%で最も多く、次いで「配達が来るのを知っていたが、用事ができて留守にしていた」が約26%、「もともと不在になる予定だったため、再配達してもらう予 定だった」が約14%となり、「再配達の依頼を前提とした不在」が4割を占めた。主な自由意見では「通販サイトで注文時の日時指定は追加料金がかかるためしなかった」、「もう少し遅い時間選択があれば受け取れた」、「配達時間 が2-3時間の枠ではなく、30分単位であれば受け取りやすい」、「定期便等で2回目以降の日時指定ができない」などの意見があった。

 1回目で確実に受け取るための方法を複数回答で聞いたところ、約7割が「自宅付近のコンビニのレジ」、約6割が「自宅付近のコンビニに設置されたロッカー」、約3割が「自宅付近の駅に設置されたロッカー」、約2割が「勤務地のコンビニのレジ」と回答した。自由意見としては、「配達前に電話、メールなどで事前通知がほしい」「時間変更をできるようにしてほしい」などの声があった。

 受け取りに係るポイント付与などについては、約半数の回答者がポイントなどのメリットがあれば受け取る努力をし、そのうち約半数の回答者が100円相当、約9割の回答者が100円以下相当のポイントなどが妥当と回答した。

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