カドカワが受験市場に
受験教育だ。
N高校には大学進学を目指す生徒のため、オリジナルの受験教育も予定している。中経出版が協力し、オリジナル教材を提供。「ビリギャル」坪田信貴先生をサポーターに迎えたプログラムも予定する。
通信制高校とはいえただ高卒資格だけを与えて終わりではなく、大学進学を目指せる高校を作っていきたいと言う。
「最初の年から東大生を出したい」と川上社長は自信を見せた。
受験市場にとってネットはブルーオーシャンだ。
とりわけ業界で伸びているのは、リクルートマーケティングパートナーズの予備校アプリ「受験サプリ」。月額980円で人気講師の授業が受け放題、料金と便利さから評判が広まり、いま16万人を超える有料会員を抱えている。
N高校のフレームは塾・予備校にも応用が効くはずだ。実学を教えるノウハウがあるなら、専門学校、資格学校にも横展開できる理屈になる。
まずはN高校がどこまで成功するか、生徒がどんな方向を求めるかで、今後の方向性は決まるはず。ニコニコ動画も最初はどんなサービスになるかまったく想像もつかなかった。まずは来年の春、最高に面白い高校の開校を楽しみに待ちたい。