安定性や信頼性に定評あるパーツをチョイス
PCの安定動作と高パフォーマンスを発揮させるには、バランスが大事。ビデオカードだけでなく、そのほかのPCパーツも性能や信頼性に定評ある製品をチョイスしている。
PC全体の性能をつかさどるCPUは第6世代Coreシリーズの「Core i5-6500」を選んだ。Core i7と違い、仮想マルチコアの「ハイパースレッディング」には非対応のため、4コア/4スレッド動作だが、動作クロックは定格3.2GHz、最大3.6GHzと、編集作業系も十分サクサクできる性能になっている。
なお、第6世代Coreの「K」付きモデルはCPUクーラーが付属しないが、無印モデルは今までと同じく付属しているので安心。「Core i5-6500」はTDPも65Wと低くなっているので、付属クーラーでも高負荷作業やゲーミング時の冷却性に不安はない。
続いてはLGA1151プラットフォームの魅力の要となるマザーボードだ 今後のスタンダードとなるDDR4メモリーやPCI Express×4接続のM.2スロット、SATA Expressポートを備えるのはもちろん、高品質なオーディオコンデンサーや、豊富なユーティリティーなどを加味し、ビデオカードと同じGIGABYTEの「H170M-D3H」を選択している。
LGA1151向けチップセット「H170 Express」は、最上位の「Z170 Express」と比べてもパフォーマンスが低下するといったことはなく、価格も手ごろになっている。
ATXとMicro ATXで悩むところだが、コンパクトなPCケースを選べるMicor ATXタイプをチョイスした。
SSDとDDR4メモリーも定番をチョイス
PC全体のパフォーマンスに影響するストレージは、もちろんSSDだ。PCI Express×4接続のM.2 SSDは、まだまだ少なく、SATA3接続の2.5インチSSDより高いため断念。
より安価なSSDもあるが、性能と信頼性に定評があり、価格も手ごろなCFD販売「S6TNHG6Q」シリーズの容量256GBモデル「CSSD-S6T256NHG6Q」を選んだ。シーケンシャルリード514MB/s、シーケンシャルライト482.8MB/sと速度に文句なしの一品だ。
なお、Crucial「CT250BX100SSD1」など、1万円前半で容量250GBクラスの製品や、容量を120GBクラスにダウンさせて、コストダウンすることも可能だ。
そしてメモリーには、DDR4メモリーの定番となっているCrucialのDDR4-2133 4GB×2枚セット「CT2K4G4DFS8213」を選択している。CrucialはメモリーチップなどでおなじみのMicron Technologyのコンシューマー向けブランド。その高い信頼性はもちろん、Skylakeの登場とともに値下がりしているのがポイントだ。
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