カスペルスキーは10月13日、セキュリティソフトの最新版「カスペルスキー 2016 マルチプラットフォーム セキュリティ」を発表した。
10月15日より同社オンラインショップにて、11月12日より店頭でパッケージ版を発売する。現在2015年版を購入したユーザーは2016年版に無料でアップグレードできる。価格は3980円(1年1台版、ダウンロード版)から。
同ソフトはWindows、Mac、Androidに対応し、最新版のWindows 10やMac OS X 10.11(El Capitan)に対応する。
新機能の「Webトラッキング防止」は、ターゲット広告などに使われるウェブトラッキング(行動追跡)を防止し、サイト上の追跡サービスを検知して、その数をレポートする。
アプリケーションのインストール時に、ユーザーが意図しないブラウザーの設定変更がおこなわれることを防ぐ「システム変更コントロール」も備える。監視対象となる設定変更は、ホームページに設定しているURL、登録している検索エンジン、各種ツールバー、デフォルトのブラウザー変更、プロキシサーバーの設定など。
そのほか、Mac版には「ネット決済保護」機能を追加、Android版には有害サイトへのアクセスをブロックする「保護者による管理」機能を追加した。
これらの機能は個人用ポータルサイト「マイ カスペルスキー」を利用してリモートで操作や状態の確認が可能だ。