空撮ドローンInspireの三軸ジンバル4Kカメラを手持ちに転用
ドローン最大手DJI、激しいアクションでもブレない手持ち式4Kカメラ「OSMO」
2015年10月09日 17時23分更新
DJIは10月9日、手持ち撮影でもブレのない滑らかな動画を撮影できる4Kカメラ「Osmo」を発表した。先行予約を開始しており、10月中旬より出荷する。
手持ちハンドルの上に三軸ジンバルを搭載し、ジンバルに球状カメラがマウントされた構造。加速度センサーの情報からヨー軸、チルト軸、ロール軸をコントロールし、カメラを水平に保ちつつブレを抑えることができる。静止画であれば最長2秒の長時間露出でも三脚なしに撮影できるという。
同社の空撮ドローン「DJI Inspire 1」搭載カメラシステムを手持ち化したものと言えるが、実際にInspire 1のカメラと互換性があり、すでにカメラシステム「Zenmuse X3」、「Zenmuse X5/X5 R」のユーザーであればグリップだけを購入してOsmoと同じ撮影環境を構築できる。
カメラは1/2.3型センサーと94度広角レンズを採用、最大30fpsの4Kまたは60fpsの1080pの動画および12メガピクセルの静止画が撮影可能。バッテリーを内蔵するグリップは、前面にステレオマイク、背面にはコントローラーを装備し、撮影アングルの変更、静止画/動画切り替えなどを行なえる。リアルタイム画像転送機能を備えており、グリップ側面に装着したスマホを見ながら撮影する。
オンランストアでの価格は8万5000円。高い位置からの撮影が可能な拡張ロッド、自転車にOsmoを装着できるマウントや、OsmoにマイクやLEDライトを装着するためのマウントなどもオプションで用意する。