スバル・ブランドにおいて独自のクルマ作りで知られる富士重工業が、東京都昭島市のモリパークアウトドアヴィレッジにて、スバルの新型SUV「フォレスター」の魅力を体感できる同乗試乗会を開催した。
このイベントはスバルのクルマに乗るユーザーが、クルマから発展して趣味や好奇心を高めることを応援するプロジェクト「スバル アクティブライフスクエア」の一環として開催されたものだ。
イベントのコンセプトは
「スバルを選ぶことで人生を豊かに」
オープニングアクトとして、ステージ上の真っ白なキャンバスにカントリーシーンを描き出すライブペインティングを実施。続いて行なわれた「アクティブライフスタイル プレゼンテーション」では、同社広報部の岡田貴浩部長が、「スバル車に乗ることでオーナーの人生が豊かになることをお手伝いしていくのがアクティブライフスクエアのコンセプト」であることや、そうした人生を楽しむための刺激と提案の場として、今回の会場であるモリパークアウトドアヴィレッジを選んだことなどを説明した。
また、2015年10月6日にビッグマイナーチェンジが発表され、内外装を一新したフォレスターやXV/XVハイブリッドといった、スバル最新SUVの魅力について解説した。
さらに、岡田氏の服装や会場のディスプレイなどをコーディネートしたアウトドアスタイリストの平 健一氏も登場。アウトドアといっても様々な切り口があることなどを説明。そうしたあらゆるシーンとスバルのSUVが似合うことは、平氏によるディスプレイとスバルSUVのマッチングからも来場者は納得していたようだ。
また、晴天に恵まれた会場では、モバイルクライミングウォールやトップロープクライミングの体験会やリードクライミングのデモンストレーションに、アクティブな楽しみを発見した参加者も見受けられた。
ラフロードを軽快に走るスバルSUV
小高い丘や水たまりといったラフロードの特設ステージで開催された同乗試乗会は、ビッグマイナーチェンジしたばかりのフォレスターを体感できた。
いかにも滑りやすい小石の浮いた路面に、三角パイロンを置いてハンドルを左右に切るスラローム走行から、その安定性は高い。スバル車の特徴であるSIドライブという走行モードをS(スポーティなモード)にしてアクセルを全開にしてもタイヤはスリップすることはなく、フルブレーキングでも姿勢は安定している。ドライバー氏によれば、スバル独自の水平対向エンジンが低重心となるので、こうした安定性を実現しているという。
また、フォレスターの特徴といえるラフロード専用モードの「X-MODE」をスイッチオンにすると、27度の傾斜もスリップすることなく登り、また下り坂では自動的に速度を抑える「ヒルディセントコントロール」のおかげで恐怖感はまったくない。
これだけの性能を体感して、クルマから降りてみると、舗装路向けの純正タイヤを履いていることに再度驚く。スバルSUVが持つ素性の良さがラフロードでの「安心と愉しさ」につながっていることを、多くの参加者が実感したイベントとなった。