ここが変わったWindows 10 第66回
Windows PhoneやAndroid、iPhone/iPadにも対応
Windows 10の新搭載アプリ「電話コンパニオン」は各種スマホの母艦になれるか?
2015年07月19日 12時00分更新
3月17日、Windows公式ブログ上で開発中の次期OS「Windows 10」の販売開始時期を2015年夏とし、世界190ヵ国・111言語でリリースすると発表し、6月1日、ついに公式ブログ上で「7月29日」からアップグレード開始と公表された。Windows 8.1の後継OSとして、いろいろな機能のブラッシュアップが行われている。
この連載ではプレビュー版の「Windows 10 Insider Preview」を利用し、Windows 10の新機能の紹介、解説をする。
ビルド10162には、「電話コンパニオン」というアプリが搭載されている。起動すると、Windows PhoneやAndroid、iPhone/iPadという3項目が表示される。端末を接続すると、利用できるアプリが表示される。日本語版はコルタナとXbox Musicは未対応なので、OneDrive、OneNote、Skype、Office、Outlookの5項目が選択できる。
アプリを選択すると、スマホでダウンロードするように進められる。メールでダウンロードリンクを送ることもできるようだが、筆者の環境ではうまく送信できなかった。その後、アプリでサインインするように指示されて終わり。つまり、ナビゲーションしてくれるだけのアプリで、スマホの母艦になるような機能は備えていない。
端末ストレージの空き容量を確認したり、エクスプローラーでストレージを開いたりできるが、写真をインポートしたり、バックアップしたりする機能はない。特に便利でもわかりやすくもないので、存在理由がよくわからない。3スマホのうち、Windows Phoneだけ「これ以上ない組み合わせ」とぶちあげているので、広告ツールとしての効用を見込んでいるのかもしれない。
iPhoneを接続したところトーストが現れたのでタップ。規定の動作で「電話コンパニオン」を選ぶこともできる
スマホでできることが一覧表示されている。準備ができていない項目は「間もなく登場」となっている
「Skype」を選んだところ
メニューボタンを押すと、端末ストレージの使用状況を確認したり、エクスプローラーで開いたりできる
Windows 10 Mobile端末を接続したところ。AndroidやiOSデバイスとは異なる画面が表示された
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