6月29日から7月3日にかけて、米マイクロソフトが立て続けにWindows 10プレビュー版の最新ビルドを公開した。
最初に公開された「Build 10158」では、ブラウザー名が「Edge」になった。これにより「Project Spartan」は消えたことになる。そのほかCortanaや写真アプリの機能強化など、全般的な改良が加えられている。
翌日には「Build 10159」を公開。300以上の修正に加え、ひとつの「興味深い変更」を追加したという。この興味深い変更というのは壁紙とログイン画面の変更のこと。壁紙についてはメイキング映像も公開されており、実際に光の当たっている窓を撮影していることがわかる。
そして米国時間7月2日には「Build 10162」を公開した。詳細な情報は明らかになっていないが、安定性/性能/バッテリー駆動時間/互換性が向上しているという。
7月29日の提供に向けて大きな開発はないため、ペースが早まっているというのが現状の理解だ。
29日に受け取るならInsider Programに参加した方がいい
7月3日にWindows 10のリリース計画が明らかになった。まずは「Windows Insider Program」参加者向けに提供される。その後Windows 10を予約した一般ユーザー、予約していない一般ユーザーに提供されていくという。
マイクロソフトブログの説明を読む限りでは、段階的にリリースされていくので、全ユーザーが29日に利用できない可能性がある。
また、Windows 7/Windows 8.1であっても最新アップデートを適用していないと、Windows 10にアップグレードできない。最新アップデートではない場合は、アップグレードするために必要なことが通知されるという。
29日にWindows 10にアップグレードしたいと思っているのであれば、Windows Insider Programに参加しておくのが無難だろう。
7月第1週に明らかとなったWindows 10関連情報
・正式版Windows 10、まずはInsider Program参加者に配布
・Windows 10プレビュー版、まさかの今週3つ目「Build 10162」リリース
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