大日本印刷(DNP)は7月1日、栞(しおり)のようなカードをスマホにかざすタグ「Touchcode(タッチコード)」を利用した情報配信・販促支援サービス「DNPつながる栞プロジェクト」を開始した。
Touchcodeは米のT-Touchが開発したタグで、フィルム上には目に見えない導電性インクを用い、スマホ画面のタッチパネルにかざせばカメラ撮影や無線通信なしでタグの情報がスマホに通知される。
DNPつながる栞プロジェクトでは、YouTubeなどの動画へのリンクを栞とアナログな形で手渡しできる新しい配布販促ツールとして展開する。
利用する際は、スマホで専用ウェブページを開いた後に画面に栞を当てれば動画再生や関連コンテンツ閲覧などが行われる。DNPはこの栞を、グループ書店の丸善、ジュンク堂書店、文教堂をはじめ、イベント会場、観光案内所などで配布する。
サービス第1弾として、2015年10月ロードショー公開される映画『ボクは坊さん。』のキャンペーンを実施。キャンペーンの栞をスマホにかざすと、現在地と映画の撮影地のひとつである高野山までの道のりと距離が表示されるほか、高野山エリアで栞をかざすと散策ルートや名スポットが閲覧できる。
栞は1枚あたり20円(30万枚作成の場合)、アプリ製作は150万円より(コンテンツサーバは別途)。いずれも税別価格で仕様や企画に合わせての個別見積もりとなる。