エレコムは6月30日、ネットワークカメラと通信サービス付きUSBデータカードをセットにしたSkyLinkネットワークカメラ「SNC-M01AA」を発表した。6月下旬より発売する予定。価格は5万4000円で、月額サービス利用料は3480円。
屋内向けのネットワークカメラ「NCC-ENP100WH」と、エレコムの通信サービス「SkyLinkMobile」を利用するためのSIMカードとUSBデータカードがセットになっている。ネットワーク環境が無くても遠隔地から事務所や店舗、工場、倉庫などの映像をスマートフォンやタブレット、パソコンで確認できる。
ネットワークカメラ本体、SIMカードとUSBデータカードは、あらかじめ設定済みで出荷されるため、設置と接続を済ませるだけですぐに使える。LTE回線または3G回線を利用して通信し、ネットワークカメラの設置場所に電源さえあれば、ネットワーク環境がなくても利用できる。エレコムが提供する通信サービスまで含めたセットモデルにしたことで、低コストで手軽に設置できるという。USBデータカードの盗難を防止する専用金具も付属し、必要に応じて取り付けが可能だ。
ネットワークカメラ本体は、動体検知機能を搭載し、映像の一部に変化があった場合に、撮影した動画・静止画を添付して、登録先にメールを自動送信できる。カメラの映像はパソコンやNASに保存できる(ネットワーク環境が別途必要)ほか、SDHCカードなどを使い、カメラ本体に録画できる。設置後は、スマートフォンやタブレットでは、AndroidまたはiOS対応の端末向けの無料専用アプリ「SkyLink View」を使って閲覧できる。PCからでも録画を見られるが、SDカードの画像は閲覧できない。
カメラには、撮影アングルを遠隔操作できる「パンチルト機能」を搭載し、水平方向に355度、垂直方向に120度の範囲をカバーする。カメラの撮影アングルは専用アプリを使ってスマートフォンなどから遠隔操作できる。さらに、夜間でも撮影可能な「ナイトビジョンモード」を搭載する(モノクロのみ)。
100万画素CMOSセンサーを採用し、HD(1280×720ドット)、VGA(640×480ドット)、QVGA(320×240ドット)に対応。カメラ本体には、スピーカーとマイクを内蔵し、音声の確認や不審者への威嚇も可能だ。障害が発生した場合、代替機を届けてくれる「デリバリー保守サービス(3年)」が付属する。
対応OSはWindows 8.1、8、7、Vista、Mac OS X 10.6~10.9、Android 2.3~2.4/3.2/4.0~4.4、iOS 5.0~8.0。