Jawboneが今夏後半に販売を予定しているアクティビティートラッカー「UP3」を3週間ほどテストしました。歩数や睡眠状態を検知する加速度センサーに加え、心拍数の計測に対応するバイオインピーダンスセンサー、体温計、気温計と、計4つのセンサーが詰め込まれているという、これまでにない仕様です。
Jawboneが現在販売しているラインナップは、加速度センサーだけのシンプルな「UP move」、UP24の後継機種にあたる「UP2」の2機種。今まで発売が伸びに伸びていた期待の製品ですが、もしUP3が予定どおりに発売されれば、このラインナップの最上位機種となります。果たして、これを使うとどれくらい健康になれるのでしょうか?
小さくなってデザインは向上
外観は、Jawboneのこれまでの製品と同様、液晶ディスプレーを持たないリストバンド型です。従来は3サイズ用意されていましたが、今回からユニバーサルフィットの1サイズとなりました。これは、バイオインピーダンスセンサーを肌に密着させるため、長さ調整のできるバンドが必須となったこともあります。
ボディーは表面はアルマイトで、3色のLED表示を持ち、ボディー表面はタッチ操作を受け付けるようになりました。これによりUP3には機械式ボタンがありません。
ベルトは柔軟なラバーで、手首にフィットするよう、あらかじめうまくカーブが付けられています。全体的にUP24に比べると小さくなり、日常生活で邪魔に感じることは減りました。
バッテリーは充電式で、フルチャージで7日間ほど持ちます。
残念なところとしては、事前の発表では「UP3」は水深10mまでの防水に対応し、水泳中の利用も可能とのことでしたが、防水性能の維持が難しいらしく、実際に生産される製品は生活防水にとどまるようです。タッチ操作への変更、充電用の端子の構造などは、おそらく防水に対応した設計と考えられるので、なんとも惜しいところです。
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