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今年もタイで通信速度調査! スピーディーなのはどれ?

2015年06月30日 12時00分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部

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バンコク、ブリーラムの市内の通信速度を調査!

 前回は4ヵ所くらい回ったが、今回は日程上バンコクとブリーラムしか行かなかった。そこでの調査結果が以下だ。すべて3Gによる通信で、左側がAIS、右側がdtacである。

 なお、海外に行ったときのお約束だが、自動的に同期されるクラウドサービスや各種アプリの自動更新といった設定はすべてオフにしておこう(できれば日本にいるうちに)。

ブリーラムのチャーン国際サーキットでの計測結果。午前中で、あまり人もいなかったので両キャリアとも快適だったが、dtacは上りがかなり厳しい結果に

同じサーキットで夜に計測。この時間からサーキット周辺(サッカースタジアム付近)にどんどん若者が集まってきて、フェス状態に。やはり人が密集すると厳しいようだ。AISは計測結果はまずまずだが、パケ詰まりのような状態が頻発した。dtacは上りが絶好調に

こちらはバンコク市内で計測。AISは速度的には落ちているが上下とも安定していた。バンコク市内では、dtacがついに本気を出した

最後はスワンナプーム空港で計測。間違ってdtacのSIMが入ったトランクを空港で預けてしまったので、AISのみの計測となった。サーキットとあまり変わらない速度だ

 以上のような結果になった。国内最大手キャリアのAISはどこでもそれなりに繋がってそれなりの速度が出たのに対し、dtacは郊外こそ弱いが繁華街では快適に繋がる印象だった。バンコク市内からブリーラムまでは約6時間、下道を走り続けたのだが、驚いたことに郊外でも圏外になることはどちらもなかった。

 タイの3G網の整備はかなり進んでいると考えていいだろう。バンコク市内もTrue moveが4Gを進めているし、なんといってもスマホ保有率が圧倒的に上がっているように見えた(電車の中ではスマホをいじっている人が昨年に比べ多かった)ので、今後タイの通信状況は飛躍的に上がっていくに違いない。

 なお、現地SIMはAmazonなどの通販サイトで日本にいながらにして購入できるので、現地に到着したらすぐ使ってみたい人はチェックしてみよう。開通は現地に行かないとできないことがほとんどだが、ショップによっては日本語の開通マニュアルが付いてくる場合もある。もし、タイに旅行する機会があったら、今回の結果を参考にSIM・スマホ選びをしてみてほしい。

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