ヴイエムウェアは6月17日、モバイルデバイス向けID管理/シングルサインオン(SSO)ソリューション「VMware Identity Manager」を発表した。また、アップルのiOSデバイスへの対応強化も発表しており、ビジネスモビリティを戦略的に展開していくとしている。
Identity Managerは、モバイルデバイスやPCからSaaSやWebアプリ、ネイティブアプリ、Windowsアプリにアクセスする際にSSOの機能を提供することで、スムーズなモバイル利用を実現するソリューション。モビリティ管理ソリューション(EMM)「AirWatch by VMware」のブルー/イエローマネジメントスイートの一部として提供される。
AirWatchとの緊密な統合により、管理デバイス/非管理デバイス向けに設定された条件付きアクセスポリシーを適用できる。デバイスごとに、指紋認証などパスワード以外の要素を利用することも可能。
従業員向けには、HTML5で作成されたアプリケーションポータルが提供され、セルフサービスカタログを通じて、アプリケーションのプロビジョニングが自動化される。
またIdentity Managerは、既存のActive Directoryインフラと統合し、エンドユーザーを一元的に管理することもできる。
さらにブイエムウェアでは、アップルのiOS/iOSデバイスへの対応強化も発表している。アプリケーション設定テンプレートを新たに提供するのに加え、ヘルスケアや航空、教育などの産業特化ソリューションを提供するとしている。