ストライク・ザ・ブラッドでFluid Motionを試すならやはり“あの”シーンでしょ!
ストライク・ザ・ブラッドでFluid Motionを試すなら、第四真祖と呼ばれる世界最強の吸血鬼の暁古城や、第四真祖の監視のために派遣された剣巫の姫柊雪菜などによる戦闘シーンがいかに滑らかに動くかを検証すべきだ……と最初は考えていた。しかし重要なことを忘れていた。このアニメ、ヒロインたちのスカートが華麗にひらめくシーンが非常に多いのだ。
動きの速い戦闘シーンの検証はもちろん重要だが、やはりそこには自然さも必要。アクションシーンとキャラクターの日常シーンを含めた動作や衣装がかわいく自然に動くかどうか。このあたりはやっぱり検証しないわけにはいかないよね! という気持ちで、今回のレビューは書いている。
それでは視聴に入る前に設定から。まず、AMDの「AMD Catalyst Control Center」を開き、ビデオの項目内の流体モーションにチェックを入れる。この流体モーションにチェックを入れないと、Power DVD 15 UltraでFluid Motionを使用できないのでこの工程は必須だ。
さっそくストライク・ザ・ブラッドをBlu-ray Discドライブに入れ、Power DVD 15 Ultraを起動。再生後に「設定」へ移動し、「AMD(TM)Fluid Motion(ブルーレイ ムービー向け)を有効にする」にチェックを入れればFluid Motionが利用できる。ここで注意してほしいのが、再生前だと設定のメニューが異なり、Fluid Motionをオンにできないという点だ。再生を開始してから設定を行うようにしてほしい。
そして1話目でFluid Motionが分かりやすい絶好のシーンを見つけた。それは、姫柊雪菜が不良に絡まれる場面だ。不良がスカートをめくってしまい、それに激昂した姫柊雪菜が凄いスピードでその不良に攻撃する。戦闘はキャラクターが激しく動くため、その動きが滑らかだとより見栄えのあるシーンになる。また、髪の毛やスカートなど、ヒラヒラする物もコマ数を補完することで“ヒラヒラしている感じ”が増す。ド派手な戦闘シーンだけでなく、登場人物たちのなんでもない日常的なシーンでもFluid Motionはしっかり効果を発揮するようだ。
普段Blu-ray Discでアニメを観ていてカクカクしているなと違和感を覚えることはあまりなかったが、AMD Catalyst Control Centerの「ビデオ デモモード」の設定で画面の半分をFluid Motionをオン、もう半分をオフにすると、これほどまでにカクカクしていたのかと驚く。Fluid Motionを使用する時は是非試して実感してほしい。
また、5話の冒頭で姫柊雪菜が下着姿なのに暁古城が入ってしまうという、なんともアニメではお決まりだがあったら喜んじゃうシーンがある。このシーン、下着姿の姫柊雪菜を下から上にゆっくりパンする。ここをデモモードで分割して観ると、右半分が滑らかに動き、左半分がカクカク動いているように感じるので、画面がズレているようにすら観える。ただムフフと思うシーンではなく、非常にFluid Motionで滑らかになっていることがわかりやすいのだ。
また、その後の電車に乗るシーンでは、キャラクターの背後の窓に映る背景部分に注目。上下のパンもそうだが、背景のように一定に横に流れるシーンでもFluid Motionの性能を実感できる。
ちなみに本編でわかりやすいところを紹介したが、オープニングやエンディングも凄くFluid Motionの性能がわかりやすい。キャラクターの髪がなびくシーンや、パンするシーンなど、Fluid Motionを体感しやすいシーンのオンパレードだ。だったら最初に紹介しろといわれそうだが、それはほら、せっかくだからムフフなシーンも観たいでしょ。
アニメ好きほどよくわかる、Fluid Motionの性能
Fluid Motionという機能を知った時に、そんなに変わるもんなのか? と疑問に思っていたが、実際に見てみるとしっかりと滑らかに動くことが実感できた。何度も見ているくらい好きなアニメ作品があったり、気に入ったアニメのBlu-rayを購入して楽しんでいる人は、是非一度見比べて滑らかに動くことを実感してほしい。
なお、Fluid Motionのオンオフ時の比較動画については、コチラの記事を参照してほしい。また、BUYMORE秋葉原本店でもFluid Motionの性能を確認できるので、ウェブ上ではなく実際にディスプレーで確認したい! という人は足を運んでみてはいかがだろうか。
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