米Lily Robotics Incは操縦不要でユーザーの動きに追従する自律空撮ドローン「Lily」を発表、プレオーダーを開始した。
4ローターを備えるマルチコプター(クアッドコプター)で、ラジコン機のように操縦する必要はなく、ユーザーが持つマーカーに向けての一定の距離をとって追従、撮影する自撮りドローン。スマホによる操作で、撮影位置や高度を設定でき、高さは1.75~15mの範囲で飛行、飛行速度は最高速度40km/h。
3軸ジャイロのほかGPS、撮影用のカメラ以外の底面カメラ装備して安定飛行を図る。カメラは1080p/60fpsなどの映像を撮影で、94度の広角レンズ。折りたたみ式プロペラを装備しておりプロペラをたたんだ状態では幅26.1×奥行き26.1×高さ8.18cmとコンパクト。バッテリーは約20分の飛行が可能。
現在プレオーダー中で、販売価格は999ドルのところ割り引き価格として499ドルとなっている。日本からも注文でき、送料は30ドルが設定されている。ラジコンと違って操縦電波を用いないが、ユーザー側のマーカー(GPS位置情報をドローン側に送信する)から送信していると考えられ、技術基準適合証明(技適)から日本で利用すると電波法違反になる可能性がある。