3月12日に国内市場に向けて予約販売された限定2000台(実際はもうすでに国内での一般販売が予定されているのかもしれないが)の「LUMIX DMC-CM1」(以降:CM1)を発売日受け取りを目論んでヨドバシカメラで予約衝動買いした。
同デジタルカメラは海外では昨年秋に発表され、すでに出荷されている商品と同等のものだ。国内販売価格はLTE/3G対応のSIMフリースマートフォン+高性能デジカメ機能とはいえ12万9600円という高価格だ。
スマホなのか、デジカメなのか……
メーカーの扱いとしてはデジカメ
面白いことに、プロダクトの基本部分をAndroidスマートフォンと見るか、大型の1型高感度MOSセンサーと28mm F2.8 LEICA DC ELMARITレンズを採用した極めて薄型のコンパクトデジカメと見るかでいろいろなことが変わってくるようだ。
発売元であるパナソニックのビジネスジャッジは後者であるらしく、ヨドバシカメラの販売窓口はカメラ売り場のある店頭で予約申し込みをして、出荷までの追跡などは、通常商品のようにユーザーがヨドバシ・ドット・コムで行なえるといった、極めて変則的なオペレーションだった。
CM1は、国内発売前に直接海外から個人輸入されたマニアックな方や、先行モニターユーザー、ジャーナリストの方々の事前情報が多く、期待度一杯の衝動買い商品だった。そして待ちに待ったCM1は予定通り3月12日の午前中に我が家に届いた。
パッケージには、専用のAC/USB充電アダプターと取説、本体のCM1が収納されていた。4.7型のフルHD液晶を搭載したスマホでもあるCM1は、ここ最近、筆者の常用スマホであるiPhone 6&6 Plusより一回り小さく、さまざまなテスト用として活躍している「Huawei Ascend」より上下がほんの少しだけ大きいサイズだった。
大先輩の「GALAXY Camera」よりスマホの基本機能や
カメラ機能が進化!
Android系スマホデジカメとしては大先輩であるサムスンの「GALAXY Camera」(21倍光学ズーム搭載)と比較すると、体積が小さい分、その迫力はひ弱な感じを受ける。当然ながらCM1の方が後発商品なので、極めて薄くコンパクトでスマートに仕上がっているのがその理由だ。
しかしGALAXY Cameraは今から2年以上前の商品にも関わらず、スマートフォン機能に高機能なデジカメ機能をハイブリッドした最初の商品だ。
そしてカメラのコントロール用としてユニークで使いやすい専用のユーザーインターフェースとクラウドストレージ(Dropbox)との緊密な連携機能を最初に実現した、今でもまったく遜色のない商品だ(2014年12月に約4万7000円で購入)。
CM1がGALAXY Camaraと比べて大きく引き離しているスペックは、スマホ基本機能の2年間のアドバンテージと、その結果による薄型の本体デザイン、1型の大型映像素子、ライカブランドのレンズだろう。この差をどう見るかでCM1に対する評価は大きく変るのかもしれないが、基本コンセプトは同じだ。
次ページへ続く、「基本機能は最新のAndroidスマホ」

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