筆者は、職業柄スマートフォンやタブレット、ノートPCなど、同時に複数のデバイスを持ち歩くことが多い。以前は、それぞれのデバイスでネットに接続する際は、スマートフォンを使ってテザリングを行なっていたのだが、スマートフォンのバッテリーがもたないことに悩まされたため、モバイルルーターに切り替えた。
それが、NECプラットフォームズ(旧NECアクセステクニカ)のLTE対応モバイルルーター「AtermMR03LN」だ。
激安料金で人気の格安SIMをデータ通信サービスとして利用できる上、クアッドバンドLTE対応で下り最大150Mbpsの高速なデータ通信が可能。スタミナもバツグンで、消費電力の少ないBluetoothテザリングで接続すれば最大約24時間(公称値)の連続通信が可能。Wi-Fiテザリングでも最大約12時間も保つ。
おかげで、外出先ではバッテリー残量を気にすることなくLTE対応のWi-Fiルーターとしてガシガシ使いまくれる。今までのバッテリーの苦労がまったくなくなったのだ。しかも自宅でブロードバンド回線を利用しているなら、高速な11ac対応Wi-Fiアクセスポイントとして利用できるなど、シーンに合わせて活用できる点が魅力だ。今回はこの「AtermMR03LN」の使い勝手を紹介しよう。
主なスペック | ||
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製品名 | NECプラットフォームズ「AtermMR03LN」 | |
WAN側機能 | LTE伝送速度 下り:最大150Mbps、上り:最大50Mbps HSPA伝送速度 下り:最大14Mbps、上り:最大5.7Mbps WCDMA伝送速度 下り:最大384kbps、上り:最大384kbps IEEE 802.11n(2.4GHz/5GHz帯、最大300Mbps)、11a(5GHz帯、最大54Mbps)、11g(2.4GHz帯、最大54Mbps)、11b(2.4GHz帯、最大11Mbps) |
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LTE周波数帯域(バンド) | 2GHz(1)/1.7GHz(3)/1.5GHz(21)/800MHz(6/19) | |
無線LAN機能(5GHz帯) | IEEE 802.11ac(最大433Mbps)、11n(最大300Mbps)、11a(最大54Mbps) | |
無線LAN機能(2.4GHz帯) | IEEE 802.11n(最大300Mbps)、11g(最大54Mbps)、11b(最大11Mbps) | |
Bluetooth | 2.4GHz帯、Version 4.0 Class 2対応プロファイル:PAN(PAN-NAP対応)、最大3Mbps | |
アンテナ | LTE/3G/GPRS用(WAN用)送信1×受信2(内蔵アンテナ)、 無線LAN用(WAN/LAN兼用)送信2×受信2(内蔵アンテナ)、 Bluetooth用(無線LAN兼用) 送信1×受信1(内蔵アンテナ) |
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インターフェース | micro B USB端子(USB 2.0推奨、クレードルポート兼用) | |
UIMカードスロット | UIMカード(microSIM) | |
連続通信時間 | Wi-Fiテザリング時約12時間、Bluetoothテザリング時約24時間 | |
連続待受時間 | 休止状態時約250時間、休止状態時(リモート起動を使用しない場合)約1000時間、ウェイティング時約30時間 | |
充電時間 | 約3.5時間(添付ACアダプター使用時) | |
セキュリティ | マルチSSID、MACアドレスフィルタリング、ネットワーク分離機能、WEP、WPA/WPA2-PSK(TKIP/AES)、WPA2-PSK(AES) | |
便利機能 | Bluetoothテザリング、らくらく無線スタート、らくらくQRスタート、WPS機能など | |
サイズ/質量 | 約幅64×奥行き111×高さ11mm/約105g(充電池パック装着時) | |
付属品 | ACアダプター、USBケーブルなど |