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スキャン作業を快適にする機能が多いのもポイント

コダックのドキュメントスキャナーはスキャンがとにかく速い

2014年07月02日 17時00分更新

文● コジマ/ASCII.jp編集部

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ドキュメントスキャナー「KODAK SCANMATE i1150」(左)、「KODAK SCANMATE i1180」(右)

 コダック アラリス ジャパンの新製品発表会において宣言されたのが、「ビジネスを加速化」というキーワードだ。ここだけ聞けば、自分には関係ない話だと思う人も多いだろう。しかし、趣味の範囲でスキャナーを利用するユーザーでも使いたくなる……そんな魅力をもったドキュメントスキャナーが現れたかもしれない。

 同社は7月2日、ドキュメントスキャナー「KODAK SCANMATE i1150」「KODAK SCANMATE i1180」を発売した。両機種とも、高速で書類をスキャンできる工夫が盛り込まれている。

 KODAK SCANMATE i1150は、通常は毎分25枚のスキャン速度だが、スキャンする書類の最初の10枚を、60%スピードアップの毎分40枚ペースで処理できる「トランザクションモード」をそなえている。

 しかし、なぜ10枚なのか? 発表会では、「大多数の取引でスキャンするドキュメントは10枚以下だと判断しているため」と説明された。つまり、常に毎分40枚ペースで書類を読み込まずとも、10枚だけ高速処理できる機能があれば、ほとんど充分……と同社は考えているわけだ。

KODAK SCANMATE i1150のデモンストレーション。15枚の書類を読み込ませると、確かに最初の10枚はかなり高速

 一方上位モデルのKODAK SCANMATE i1180は、本体にイメージ処理機能を内蔵しており、常に毎分40枚の速度でスキャン処理可能なほか、CPUパワーの低いPCでも快適に利用可能だという。

 両機種ともスキャン速度が速いだけではなく、スキャン作業自体を快適にする機能が多いのも特徴だ。自動傾き補正、自動枠消しはもちろん、書類ごとにコントラストや濃度を自動調整する、パンチ穴を除去するといったこともできる。

端が折れていたりパンチ穴が開けられていたりする紙でも、読み込んだあとに自動で補正してくれる

デモでは約80cmの書類をスキャンしていた。2メートルぐらいまでならスキャンが可能とのこと

 さらに、バーコードの読み込み機能や、破損のおそれがある原稿を検知して自動でスキャンを停止する機能などもそなえている。ただ、無線LANには対応しておらず、インターフェースはUSB2.0、USB3.0のみとなる。

スキャンする紙にあえて付箋を貼っておいて読み込ませると、その紙を読み込んだときに自動でスキャンを停止する。検知した原稿はトレイに排出されるが、「それだとわかりにくい……」という場合は、本体の中で一旦止めるということも可能とのこと

 両機種とも、サイズは幅330×奥行162×高さ246mm、重量は約3.2kg。価格はi1150が5万2920円、i1180が10万2600円。

 また、あわせて「Kodak Info Activate Solution」も発表された。ワンクリックでOCR処理が管理する機能などが利用できる、スキャンしたコンテンツを管理するためのソフトウェアだ。

Kodak Info Activate ソリューション。発表会ではスキャンした書類の文章をOCRで読み取る際の精度がアピールされていた

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