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キヤノン「imageFORMULA DR-P208」新登場

“紙をスキャンした情報と、ウェブからクリップした情報”のごった煮から創発が生まれる

夏野剛氏「ドキュメントスキャナーは自分専用の武器だ!」

2013年01月15日 13時00分更新

文● 二瓶 朗、まつもとあつし 撮影●曽根田元

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 夏野剛氏は、慶應義塾大学 政策・メディア研究科(SFC)の特別招聘教授として教鞭を執る傍ら、ニコニコ動画を運営するドワンゴ取締役のほか、数社の社外取締役を兼務する超多忙な毎日を送っている。

 連日の会議や講演などで、大量の名刺や書類を受け取る夏野氏がドキュメントスキャナーに期待することは? そこには私たちのビジネス/プライベートに役立つヒントが満載のはずだ。(聞き手・執筆:まつもとあつし)

「紙」というメディアはなくならない
だからこそパーソナル・ドキュメントスキャナー

 常々、iPadと携帯電話のみを携えて飛び回る夏野氏。自宅、事務所、大学など5ヵ所以上の拠点を持つ氏が、書類カバンすら持たないシンプルなスタイルを貫く上で、悩ましいのが「」の存在だ。

iモード、おサイフケータイの生みの親であり、現在は慶應義塾大学 政策・メディア研究科で特別招聘教授として教鞭を執る夏野剛氏に、紙とデジタルの関係について広く語っていただいた

夏野 「拠点ごとに書類が分散してしまっている現状があります。仕方なく、iPadと書類を直に抱えて電車で移動することもあるくらい(笑)。

 だから、こういったドキュメントスキャナーを行く先々に――それこそ会議室のテーブルに置いておきたいですね。その場でスキャンしてiPadに格納すれば、移動の荷物は1つで済みますから!」

 さっそく我々が持参したドキュメントスキャナー「imageFORMULA DR-P208」で書類をスキャンし、iPadに取り込む様子を見守る夏野氏。

 取り込んだ書類を見て、「データで送られてくるものと遜色ないね」と満足の様子。現在は溜まった資料を秘書が複合機でスキャンしているものの、パーソナルならではの機動力が活きそうだと身を乗り出していた。

夏野 「路線図とかコンサートのチラシ、もちろん雑誌や新聞の切り抜きも、その場でパパっと自分用に取り込みたい。僕の場合、持ち歩くのではなく、あくまでモバイルタイプをいくつかの拠点に置いて使いたいですね。そしてスキャンデータはクラウドに貯めておき、iPadでいつでも取り出せたら最高。作業や思考を中断して複合機の前に行くのではなく、その場でスキャンして、またすぐ仕事に集中できるのもいい」

「スキャンデータの見た目は、直接送られてくるPDFデータと変わらないなあ」(夏野氏)

スキャンデータを使いこなしたいなら
タブレットはWi-Fi版ではなく、断固3G版を買うべし

愛用のiPad片手に語る夏野氏。このカバー付きiPadと携帯電話のみで日々飛び回っている。おサイフケータイが財布代わりだという

 「MacBookは持ち歩くのを止めて、メールマガジン執筆時にのみ使っています」と語る夏野氏。では、ノートブック代わりに常時iPadを使い続けるコツを聞いてみたところ、「モバイルルーターなどの存在を意識せず、常にネットにつながっていなければiPadじゃない。だから、買うなら絶対3G版。そこはケチってはダメ!」とキッパリ。

 また、7インチ台の画面だと、最もポピュラーなA4サイズの書類を見るには小さ過ぎるため、10インチ台を選ぶべき、とも。

 そして「今後も紙はなくならない」と夏野氏は断言する。

夏野 「すべての資料がデジタルで事前に準備されるようにはならないと思います。会議直前まで資料を作っているということがままありますし。そもそも情報が紙であるかデジタルであるかは重要ではありません。問題は、それが必要とされる場で有意義な議論ができているかどうかです。

 それに、本当に重要な会議資料の場合、管理番号まで振ってあるものが宅配便で事務所に送られてくるのが通例です。絶対外に漏らしたくない資料は、今のところデジタルよりも紙で配ったほうが漏洩の危険性が下がるという判断なのでしょうね」

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