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業界人の《ことば》から第98回

独自技術だけでも、コモディティー技術だけでもテレビは成立しない

公約の黒字化達成、課題抱えソニーテレビ事業会社が発足

2014年07月02日 09時00分更新

文● 大河原克行

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今回のことば

「世の中の動きが横糸だとすると、ソニーの強みは縦糸。これを織り込んでいくことで、繊細で、強い布を作っていく。これがソニーのテレビ事業の姿」
(ソニービジュアルプロダクツの今村昌志社長)

ソニーのテレビ事業が分社化、最大の課題となる黒字化に取り組む

 ソニーのテレビ事業を分社化し、ソニーの100%出資子会社として、7月1日から営業を開始したソニービジュアルプロダクツ株式会社。初年度となる2014年度は、テレビ事業の黒字化が最大の課題だ。

初代社長に就任した今村昌志氏

 だが、7月1日に初代社長に就任した今村昌志氏は、「2014年度におけるテレビ事業の黒字化はすでに見えている。天変地異がなければ黒字化できるという自信がある」と強い口調で、黒字化達成を宣言する。

 「これまでに、公約した数字が達成できていないという反省はある。だが、ここ3年間に渡り、赤字額は着実に減少しており、2013年度は250億円の赤字にまで縮小した。構造改革の成果があがってきている。黒字達成は、最終的には数字で示すしかないが、黒字化することについては信頼していただければと思っている」と語る。

 2013年度のテレビ事業の赤字は、新興国の為替対応な遅れたことが原因だと、今村社長は自己分析する。

 「すでにこの部分に対しては、必要な固定費をかけて、自分たちでコントロールする領域を増やすことに取り組んだ。マレーシアの工場では、物流、調達、生産、サービスといった観点から、モノづくりの改革に踏み込んだ。これにより、昨年と同じ為替影響があっても内部で影響をコントロールできるのものとなった」と、黒字化に向けて懸念される要因が払しょくされていることを強調する。

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