エントリー、ミッドレンジ、オールフラッシュモデルをラインアップ
「SGI InfiniteStorage」初のSSD専用機含む3モデル追加
2014年02月07日 06時00分更新
日本SGIは2月6日、RAIDストレージ製品群「SGI InfiniteStorage(IS)シリーズ」に、エントリーモデルとミッドレンジモデル、ミッドレンジのオールフラッシュモデル(SSD専用)の3モデルを追加した。
今回追加されたのはミッドレンジモデルの「SGI InfiniteStorage 5600」、同モデルのSSD専用版「SGI InfiniteStorage 5600-F」、それにエントリーモデルの「SGI InfiniteStorage 5100」。
ミッドレンジのIS5600モデルは、RAIDコントローラーの性能向上により、大規模データの処理性能を測定する「SPC Benchmark-2」において、従来製品(IS5500)の2倍となる8855.70メガバイト/秒を達成している。筐体は2Uサイズ(3.5インチ×12台、2.5インチ×24台)と高密度4Uサイズ(3.5インチ×60台)が用意されており、ホストインタフェースは16Gbps FCと6Gbps SASの2種類から選択可能。
IS5600-Fモデルはオールフラッシュモデルで、最大40万IOPS(キャッシュメモリーを使用した場合は最大90万IOPS)という高いI/O性能を発揮する。2Uサイズの筐体に、SSDを最大120ドライブ搭載でき、800GBのSSDを使用した場合、最大物理容量は96TBとなる。
エントリーモデルのIS5100は、従来製品(IS5000)の2倍の帯域幅を持つ16Gbps FCと12Gbps SASをホストインタフェースに採用。さらにキャッシュメモリも2倍に増強し、最新RAIDコントローラーの採用で全体性能も向上している。5600と同様に3種類の筐体を用意しており、4TBのSASディスク使用時には1システムで最大768TBという大容量を確保できる。
参考価格(税抜)は、IS5600が1341万円(12ベイ 24TB SASドライブ構成)、IS5600-Fが3295万1000円(24ベイ 9.6TB SSD構成)、IS5100が399万7000円(12ベイ 48TB SASドライブ構成)となっている。出荷開始は3月下旬の予定。