ご存知のようにサムスンのGALAXYはアップル社のiPhoneと世界中で競争しているスマートフォンのもう一方の雄だ。
しかし、同社はスマートフォンだけではなく、デジタルカメラに関しても熱心な研究活動やM&Aを積極的に行ない、すでに数多くのデジタルカメラやその周辺機器を企画、開発、販売している。
そんなサムスンが昨年の暮に発表出荷したAndroid OSを採用したスマートフォンのようなデジタルカメラが「GALAXY Camera」(通称”ギャメラ”)だ。発売直後に筆者も購入し、このコラムでご紹介した。
そんなギャメラの発表から約半年後、性能は優秀だが無骨だったギャメラを少しスタイリッシュに仕上げた、よりスマートフォン側に歩み寄ったデジカメ「GALAXY S4 Zoom」(以下、Zoomと表記)の出荷が開始された。
スペック上の数値だけの比較をするだけでは両者の違いは分かりにくいが、実際に両者を使ってみると、ギャメラはデジタルカメラの延長線上にあり、Zoomは同社の世界戦略商品であるスマートフォン「GALAXY S4」の延長上にある製品だというイメージが納得できる。
丸っこいデザインになった「GALAXY S4 Zoom」
GALAXY S4のラインに共通の木目調イメージのパッケージには、Zoom本体や取説、充電用USBプラグ、ケーブル、イヤフォンなどが収納されている。Zoom単体を写真で見ると、ニョキッと飛び出した光学10倍ズームレンズなどがグラマラスに見えるが、先輩のギャメラと比較すると、Zoomは極めてコンパクトでスタイリッシュであることがわかる。
全体に角張っていて手のひらにズッシリと感じるソリッドなギャメラに対して、Zoomは、全体に丸みがあり、手のひらに優しくなじむコンパクトなデザインだ。
スムースな外観ゆえ、うっかりすると滑り落ちそうな感じもあるので、転ばぬ先の杖でストラップは必須と考えたほうがいいだろう。
「戦略的衝動買い」とは?
そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。
それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである(連載目次はこちら)。

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