米ブルレーインク日本支社は5月29日、デスクトップ型3Dプリンター「Replicator」のシリーズ2機種(単色タイプ・2色タイプ)の国内での販売を発表した。
新モデル「Replicator2X」は、既存モデルで使われていたPLA(ポリ乳酸)と比べて材料費の安いABS樹脂にも対応した仕様。造形プレートはブラックアルミ製で、陽極処理を施しているため湾曲やたるみが起きにくいという。そのほか、温度や湿度の変化に強いパウダーコート鋼製シャーシや、冷却ムラによるひび割れやゆがみを防ぐカバーなどを備える。
線状に加工されたABS樹脂を融解し、ノズルから射出、塗り重ねていく仕組み。製作物のCAD(コンピュータ―支援設計)データを保存したSDカードを3Dプリンターに差し込み、作動ボタンを押すだけで造形物の製作が可能。最大造形サイズは約X軸240×Y軸150×Z軸150mmで、1041立方センチメートルの印刷可能領域を有する。最高速度は80mm/s。
外形寸法は、約幅320×奥行き490×高さ380mm。重量は約13kg。価格はそれぞれ、単色タイプが26万4800円、2色タイプが32万5800円。また、ABS樹脂は、1kgあたり1万800円から、24色を用意。6月の発売を予定している。