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柳谷智宣の「神アプリの説明書」 第18回

HDR設定をカスタマイズできるカメラアプリ「Pro HDR」を徹底解説

2013年05月15日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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 iPhoneではiOS 4.1でHDR撮影機能が追加された。HDR(high dynamic range imaging)とは、明暗差が大きい被写体をキレイに撮るための技術のこと。標準のカメラアプリではHDRのオンオフしかできないが、HDR設定をカスタマイズできるカメラアプリを使えば、さらに凝った写真が撮れる。今回は、HDRカメラアプリ「Pro HDR」の使い方を紹介しよう。

「Pro HDR」でHDR設定をカスタマイズ!

被写体の明るいところと暗いところを同時に写せる

 被写体の中に明るい部分と暗い部分がある場合、一般的なデジカメでは両者をうまく写すことができない。明るい部分は白飛びしたり、暗いところは黒く潰れてしまうのだ。そんな時、HDR機能を利用すれば、明るい部分も暗い部分もキレイに撮ることができる。これは、明るい部分にフォーカスした写真と暗い部分にフォーカスした写真を撮影し、合成することで実現している。

 iPhoneの標準カメラもHDRに対応しており、クオリティーの高い写真を手軽に撮れる。しかし、HDRの設定は変えられず、もうちょっと明るくしたいとか、暖かい感じにしたいといったカスタマイズはできない。どうしても変えたいなら、別途レタッチアプリで編集する必要がある。そこでオススメなのが「Pro HDR」だ。有料アプリだが、170円と手を出しやすい価格が魅力である。

 被写体の明るさを分析し、2枚の写真を撮影、合成してくれる。その際、明るさやコントラストを調整したり、フィルターをかけられるのが特徴。カメラアプリだけで、写真を仕上げることができるのだ。App Storeの評価が☆4.5と高いのも頷けるところ。

Pro HDRApp
価格170円 作者eyeApps LLC
バージョン4.5.1 ファイル容量4.2 MB
カテゴリー写真/ビデオ 評価(4)
対応デバイスiPhone 3GS以降、iPod touch(第4世代)以降、iPad 2以降、およびiPad mini 対応OSiOS 4.1以降

HDR写真を撮影する

 アプリを起動すると、すぐにカメラモードが表示され、画面をタップすれば撮影できる。初期設定では、HDRがオートモードになっているのでまずは撮影してみよう。画面をタップすると、映像の解析が始まる。これが6秒ほどかかるので、画面がぶれないようにしっかりホールドしよう。その後、2枚連続して写真が撮影される。撮影開始から9秒ほどかかるのが、このアプリの唯一のネック。動きのある被写体は撮影できないのが残念だ。

 HDRをマニュアルにすると、画面の暗い部分と明るい部分を自分で指定する必要がある。自分の目で設定できるので間違いがないし、解析が不要なので撮影時間は3秒ほどになる。慣れたら、マニュアルモードの方がスピーディーに撮影できるかもしれない。

画面をタップすると撮影が始まる

画面左上
グリッド線:グリッドを表示する
HDR:HDRの設定を変更する
Flash:フラッシュをオンオフする
画面右
Hide:メニューを隠す
カメラ:撮影する
Actions:タイマー撮影を行なったり、設定画面開く
画面下
ゲージ:デジタルズーム

iPhone 5で6秒くらい被写体の解析が行なわれる。その後、2枚写真が撮影される

プレビューが表示されたら、HDRの設定を調整したり、フィルターをかけたりできる。完成したら、Saveをタップして保存、Doneをタップして撮影画面に戻る

  • Save:写真をカメラロールに保存する
  • Done:画面を閉じる
  • Share:写真を共有する
  • Crop:トリミングする
  • Filter:フィルターをかける
  • Frame:フレームを付ける
  • Text:テキストを書き込む
  • Brightness:明るさを調整する
  • Contrast:コントラストを調整する
  • Saturation:彩度を調整する
  • Warmth:暖かさを調整する
  • Tint:色調を調整する

カメラロールにHDR合成された写真が保存されている

 標準のカメラアプリで撮影した写真と比べると、違いがわかる。暗い部分と明るい部分が両方とも写っているので、目で見ているのと似た写真になっている。室内よりも屋外、近い被写体よりも風景のような遠い被写体の時にHDRの効果が顕著に現れやすい。「Pro HDR」の写真はHDR設定をカスタマイズできるので、もちろん自分の好きな写真にアレンジできる。画面は自動調整の設定でキャプチャーした。

標準の写真。夕方だったが、ピントが日陰に当たっているので、実際よりも空が明るく映っている

iPhoneのHDR写真。陰の部分はそのままに、空が夕焼けを反映している

Pro HDRの写真。見た目に一番近い明るさになっている。原色がやや強調されているが、見やすくていい

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