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エアバスA380で行く微笑みの国タイで、オタク事情を探る! 第2回

高級ショッピングエリアに集中するタイのオタク街!

2013年02月15日 18時00分更新

文● 伊藤 真広

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タイ版アニメイト「ToonZone」

 MBKセンターがあるナショナルスタジオ駅から隣のサイアム駅の方に向かって5分ほど歩くと、タイのアニメショップ「ToonZone」がある。アニメやコミック、コスプレ衣装、トレーディングカードといったオタクアイテムの数々を取り扱い、現在7店舗をタイ国内に展開する。今回訪れたサイアム店は、サイアムスクエアソイ3という通りにある地上2階建ての建物にある。細い通りの中にあるため少々見つけづらいのが難点だ。

「ToonZone サイアム店」の住所はSiam Square 3 Pathum Wan, Bangkok 10330。営業時間は10時から18時

 1階では、アニメやゲームのグッズとコスプレ衣装を販売している。並べられている商品の多くは、日本から輸入したもので、コスパやアニメイトが製造しているものだった。

写真を撮る姿をじっと見つめているのはお店の責任者の方。店内は撮影禁止なのだが、今回は日本からの取材ということで特別に撮影許可をいただいた

日本でおなじみの作品のグッズが多数。日本からの輸入品のため日本で購入するよりも若干割高で、日本円換算だと1.2倍程度の価格になっていた

新刊が並ぶマガジンラック。タイにはオタク向けの情報誌やコミック誌が数多くある。タイ語に翻訳したライトノベルも並べられていた。ちなみに「ソードアート・オンライン」は第1巻が発売されたばかりとのこと

 2階は書籍フロアで、こちらもMBKセンターの「Carton Park」同様、タイ語に翻訳した日本のコミックが中心となっている。また、店内には狭いながらもカードゲームのプレイエリアがあり、ブシロードの「ヴァイスシュヴァルツ」をプレイしている若者の姿が見られた。

2階の書籍フロアには、びっしりとマンガや小説が陳列されている。その奥にひっそりとカードゲームのプレイスポットがあった。ヴァイスシュヴァルツをプレイしている男性にカードを見せていただいたが、日本語のカードだった

GoogleMapで見る「ToonZone」


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お洒落スポット「サイアム・センター」に
タイの女子高生が集う!

 タイのオタクスポットとして最後に紹介するのは、タイのオシャレショップが入居するショッピングモール「サイアム・センター」だ。BTSシーロム線とBTSスクンビット線の乗り換えターミナル“サイアム駅”に直結しており、MBKセンターからも徒歩で10分弱のところにある。

「サイアム・センター」の住所は Rama 1 Rd., Patumwan Bangkok 10330。BTSのサイアム駅にも案内板が出ているので、迷うことはないだろう。営業時間は10時から22時

 ビル内には、高級ブランドショップから日本でも人気のデザイナーブランドのショップ、そしてタイ版アップルストア「iStudio」などが入っている。

タイ版アップルストア「iStudio」。アップルの正規代理店で、バンコク市内だけでも30店舗以上あるという。ちなみにこのショップで販売しているiPhoneやiPadはSIMフリー版だ

 一見すると秋葉原っぽさは感じられないが、上層階に足を踏み入れると雰囲気は一点する。MBKセンターは携帯電話ショップが中心だが、こちらのサイアム・センターではカメラ用品店が多く、正規版を扱うPCゲームショップやコミック専門店、Xbox 360やPS3などのゲーム機を販売ショップなどが見られた。

サイアム・センター内にあったコミック専門店。女性向けのショップも多いこともあり、女性客が多かった

内装までこだわっているゲームショップ。タイでは据え置きゲーム機の価格が高いため普及率は低く、高級ショッピングモール内などにしか販売店がないとのこと

プレイヤー層が最も多いPCゲームの専門店。海賊版は一切無く、正規品のみを販売している高級店

 最上階にはプリクラショップがあり、女子中学生や女子高生で賑わっていた。プリクラの利用方法が、日本のようにセルフ式ではなく、ショップの入口で申し込みをする方式となっていた。また、日本のアミューズメント施設同様に、コスプレ衣装が用意されていたのには驚いた。

若い女性で賑わうプリクラショップ。用意されているコスプレ衣装は、日本のセーラー服やブレザー、ゴスロリ衣装など

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