光学ドライブ搭載でメインマシンとしても活躍
モバイルに強い薄型マシンの多くは、光学式ドライブを搭載しない。しかし、光学式ドライブが全く手元にない状態というのは割と不便だ。今では多くのアプリケーションにダウンロード版が用意されているとはいえ、パッケージ版しか存在しないものも数多くある。管理の都合でパッケージ版を利用したいという人も多いだろう。古い音楽CDを取り込みたい、DVDで映像鑑賞をしたいという需要もあるはずだ。
「Inspiron 15z」の場合、DVDスーパーマルチドライブが標準搭載されることで、そうした需要にしっかり応えている。大きなディスプレーと光学式ドライブ、余裕のあるキーボードが揃えば、家庭やオフィスでのメインマシンとして十分活躍できる。
インターフェースは、必要十分といったところだ。本体右側にはメディアカードリーダー、USB3.0端子×2、DVDスーパーマルチドライブが配置されている。本体左側には電源コネクター、有線LAN端子、HDMI端子、USB3.0端子×2、ヘッドセット端子が並んでいる。このうち、左側面の中央よりにあるUSB3.0端子は、本体の電源がオフでも周辺機器への給電ができるUSB 3.0 PowerShare端子だ。
「Inspiron 15z」の今回試用したモデルは、CPUにCore i7-3517Uを採用し、8GBのメモリと500GBのHDDを組み合わせたモデルだ。高速処理用に32GBのmSATA SSDも搭載している。ベンチマークで試用機の性能を確認してみよう。試用機のスペックは以下の通りだ。
試用機の主なスペック | |
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CPU | Intel Core i7-3517U(3.00GHz) |
チップセット | モバイル インテル HM77 Express チップセット |
メモリ | 8GB/8GB |
ディスプレー | 15.6型ワイド(WLEDディスプレー 1366×768ドット) |
グラフィックス | Intel HD Graphics 4000 |
ストレージ | 約500GB HDD+高速処理用SSD |
光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
通信機能 | 無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)、Bluetooth 4.0 |
インターフェース | USB 3.0端子×2、Mini DisplayPort端子×1、有効画素数約1000万画素ウェブカメラ |
カードスロット | メディアカードリーダー(SDメモリカード、MCC、MS、SD、SDHC、SDXC、メモリスティック、メモリスティックPro、MSXC対応) |
サウンド機能 | 内蔵ステレオスピーカー、デジタルモノラルマイク、ヘッドセット端子、内蔵デュアルアレイマイク |
本体サイズ/重量 | 約幅382×奥行き250×高さ20.9-21.0mm/約2.17Kg |
バッテリー駆動時間 | ― |
OS | Windows 8 64ビット版 |
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