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T教授の「戦略的衝動買い」 第223回

24金メッキのiPhone 5バンパー「Alloy x Wood」

2012年12月19日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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今回のテーマは、多くの日本人が「成金」を連想して、老いも若きもなぜか嫌う……金張りのiPhone 5ケースだ

 2007年に発売された最初の「iPhone」からモデルごとに世代を見てゆくと、一番最初の“名無し”のiPhoneからスタートして、iPhone 3G、iPhone 3GS、iPhone 4、iPhone 4s、そして最新モデルのiPhone 5までと、すでに6世代目に入っている。特別にアップルファンというわけでもない筆者ですら、国内では初代に当たるiPhone 3G、SIMロックフリーのiPhone 4ときて、最新のau版のiPhone 5と、すでに3台目のモデルを使っている。

 筆者は大昔の「Lisa」や「Macintosh Plus」の頃から歴史の長いアップルユーザーだが、常にアップルの販売する機器そのものが大好きというわけではない。アップルの新製品が登場すると、それに合わせたかのように続々と登場するお馬鹿な周辺機器に、極めて興味のある変態ユーザーだ。それゆえ過去2台のiPhoneでも、本体より周辺機器に投資した金額のほうが、圧倒的に大きいという非常識な結果に至っている。

 今回扱うのは、発売に先立つこと2ヵ月前に予約したiPhone 5専用ケース「Alloy x Wood Supernatural」。韓国ソウルに本拠を置き、iPhone系のユニークなケースを製造している工房「patchworks」の意欲作だ。総ウッド製で、キューバ産の高級葉巻セットの外装パッケージのようだったiPhone 4世代の先代商品から比べると、パッケージはかなり控えめになった。

外箱も、これみよがしなイエローゴールドのパッケージだ!

 中身がiPhone 5用の、贅沢だが実用的なバンパーだと思えば、それもしごく当然。いずれゴミになるかもしれないパッケージなので、すべてが紙製の今回のパッケージのほうが、エコでリーズナブルではある。だが個人的には少し残念な感じがしないでもない。

パッケージを開くとけっこう豪華だが、先代のiPhone 4用のパッケージに比べるとかなりコストダウンされた印象。それで値段はほぼ同じなのは納得いかないかも……(^_^

品質保証カード(左上)とオーナー向けの保証カード(左下)。ホログラムもどきが貼られた保証カードには、patchorks「Exquisite」(洗練)モデルと書かれている。品質保証カードは、24金の証明と高度な品質管理、個体シリアル番号管理をCEOが保証した証書となっている

 ゴールドカラーのスライド形式のパッケージの中身を取り外すと、さらに黒い高級な厚紙を使ったパッケージが現れる。パッケージの中には、品質保証書と組み立ての概要を記したドキュメントを挟んだブックレットと、iPhone 5の背面に貼るゼブラウッドを薄く削いだウッドスキンが2枚入ったケース。“エアクラフト・グレード”アルミニウムにイエローゴールド24カラット・フィニッシュのバンパー、専用のドライバーに予備スクリュー2個と、手書きの詳細仕様保証書が入ったブックレットが入っている。

バンパーはマグネット留めの観音開きのパッケージに収められている。観音開きの扉の右側には、商品のロット番号、素材名やシリアル番号、製造日が記入されている

24K Gold Plated Alloy Bumperの証明ゴールドエンブレムも付属する


「戦略的衝動買い」とは?

 そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。

 それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである(連載目次はこちら)。

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