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買う or 作る 最新NAS事情特集 第2回

ずばり一番速いNASはどれだ! 最新NASスピード対決

2012年10月02日 12時00分更新

文● 小林哲雄

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テスト1 CrystalDiskMark 3.0.1

 まずは、NASをドライブ文字でアクセスできる状態にしたのちに、定番のストレージベンチマークプログラム「CrystalDiskMark 3.0.1」によるテストを行なってみた。主に見てほしいのはシーケンシャルとランダム 512KBのリード/ライトだ。

「CrystalDiskMark」によるテスト結果。おおむねNASの方が、USB HDDよりも高速と言える

 全体的に見れば、NASのファイル転送速度がUSB 2.0 HDDよりも速いというのは正しい、というのがわかる。シーケンシャルとランダム512KBの数値で言えば、ランダムライト 512KBに限ってNAS BOXがUSB HDDより遅いものの、それ以外の数値はすべてNASの方が上回っている。少なくてもGigabit Ethernet上で利用するならば、USB HDDよりもNASの方が有利だ。

 NASの中ではTS-219P IIが速い。USB HDDと比べて、シーケンシャルリードで2倍以上、ライトでは4倍以上の差があり、TS-219P IIの性能が最も高いことがわかる。LS-V2.0TLJもシーケンシャルリードで2倍、シーケンシャルライトで3倍弱。HDL-A2.0はシーケンシャルリードで約1.6倍、シーケンシャルライトで2倍強。NAS BOXはシーケンシャルリードで1.6倍、シーケンシャルライトで1.5倍。という結果になっており、いずれもUSB HDDよりも速い。

 ランダムアクセスに関しては、NASが比較的大きなファイルをあつかう機会が多いという傾向を考えると、目くじらを立てるほど重要ではないだろう。ただし、使い込んでフラグメントが大きく発生した状態で、多数の同時アクセスが発生すると速度低下につながる。これはHDDをストレージに使う以上避けられない。計測結果でもランダム512KB読み込みはUSB HDDと比較して4割増し程度に止まっているのも、HDDをストレージにしているのが原因だろう。

比較対象としたUSB HDDの結果。2011年のタイ洪水の後に、HDDが値上がりしたのであわてて購入したもの。ライトは20MB/秒程度、リードはシーケンシャルで30MB/秒、ランダム512KBで20MB/秒程度であり、各社のNASがこの数字からどのぐらい違うのかがポイントになる

LS-V2.0TLJのテスト結果は、ランダム512KBの読出しは大差ないものの、残りは2~3倍も速い

HDL-A2.0はランダムリード 512KBがやや低い以外、おおむね2倍程度の速さとなっている

TS-219P IIもランダム512KBの読出しの伸びが悪い以外、USB HDDと比べて3倍以上の高性能を発揮している

NAS BOXはランダム512KBの書き込みがUSB HDDの半分程度と大きくスコアを落としている。それ以外はUSB HDDより速い。ファームウェアのチューニングが影響しているように思われる

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