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4K2Kの新機種も! 新「REGZA」発表会のちょっといい話

2012年09月27日 21時07分更新

文● ASCII.jp編集部

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中央は東芝執行役専務でデジタルプロダクツ&サービス社 社長の深串方彦氏

中央は東芝執行役専務でデジタルプロダクツ&サービス社 社長の深串方彦氏

 東芝が新型液晶テレビ「REGZA」の発表会を開催した。ASCII.jpではいち早くフォトレビューをお届けしたが、発表会ではいくつか追加で情報を得られたので補足的に紹介する。

ヒストグラム表示、なんで薄橙色と緑色なのか!?

ヒストグラムでは薄橙色と緑色が独立で表示される。これは「コンテンツモード」に関係が……

 「REGZA Z7」「REGZA J7」ともに映像処理でいくつか進化点があった。その中で、ヒストグラム表示で薄橙色と緑色が独立して表示されるようになっている。

 REGZAは基本的にさまざまな色成分を検出している。例えば、新たに搭載された「色階調リアライザー」では暗い色を検出し、それが黒なのか、薄暗い青なのかを判別して適正な色再現を行なう。

 つまり、ヒストグラム表示では薄橙色と緑色をあえて分離して表示しているわけだが、それはなぜか? 聞いてみたところ「薄橙色は人肌、緑色はゴルフです」との答えが返ってきた。

 人肌は理解できるがゴルフは……と思われるだろうが、ここには新機能の「色質感リアライザー」が関わってくる。この機能は緑の輝度領域(ゴルフ場の芝)を抽出し、芝目がリアルに映るように制御をかける機能だが、緑成分をきっちりと検出していないと正確な補正ができない。

 つまり「REGZAは緑をきっちり検出してますよ」ということを表すために表示しているとのこと。

 「ゴルフ」と「アニメ」の画質に並々ならぬ執念を感じるREGZAの絵作りは最新モデルでも健在だ。

「ゲーム」についても機能が豊富なREGZA。新機種ではゲームモード時にコンテンツモードが選べるようになった

バッファロー、アイ・オーが外付けHDD発売

バッファロー(左)とアイ・オー・データ機器(右)から新REGZA用HDDユニットが登場

 タイムシフトマシン搭載のREGZA Z7用の東芝純正HDDについてはレビューで紹介したが、バッファローとアイ・オー・データ機器からも対応HDDがリリースされる。

 どちらもテレビの背中に装着するタイプではないが、2台のHDDを内蔵し、REGZA Z7と2本のUSBケーブルで接続することでタイムシフトマシン録画に対応する点は一緒だ。

バッファロー「HDT-AV6.0U3/V」の背面。USB 3.0端子が2つある

バッファロー「HDT-AV6.0U3/V」の背面。USB 3.0端子が2つある

 バッファローは3TB×2で6TBの「HDT-AV6.0U3/V」(11月下旬発売、予想実売価格4万円前後)と、2TB×2で4TBの「HDT-AV4.0U3/V」(10月下旬発売、同3万円台前半)、1TB×2で2TBの「HDT-AV2.0U3/V」(10月下旬発売、同2万円台前半)の3モデルを用意。いずれもUS 3.0端子を2つ装備し、それぞれのHDDに3番組ずつ常時録画できる。

 なお、通常録画についてはREGZA Z7とJ7がバッファローの「レコロング」機能に対応。レコロング機能はHDD側でトランスコードを行なうことで、長時間録画(最大4倍)を実現する機能で、これまでシャープの「AQUOS」の一部機種が対応していた。

アイ・オー・データ機器の「AVHD-ZRC5」。フロントのカバーが開き、通常録画用のHDDの脱着が可能だ

アイ・オー・データ機器の「AVHD-ZRC5」。フロントのカバーが開き、通常録画用のHDDの脱着が可能だ

 アイ・オー・データ機器は、タイムシフトマシン用に2台のHDDを内蔵しつつ、通常録画用のHDDを脱着可能な外付けHDDユニットの開発表明を行なった。

 脱着式HDDはカセット型だが「まったく新しい仕様のもの」ということで、「iVDR」ではない。アイ・オー・データ機器ではこのカセット型HDDをほかの製品にも応用することを検討している。

 ラインナップは4TB(2TB×2)のタイムシフトマシン用HDDに1TB用の脱着型HDDが付属する「AVHD-ZRC5」(予想実売価格3万円台半ば)と、6TB(3TB×2)HDDに1TBの脱着式HDDが付属する「AVHD-ZRC7」(予想実売価格5万円前後)の2モデルを用意。年内の製品化を目指しているという。

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