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わずか70ドルのモーションセンサー「LEAP」とは?

「LEAP」—彗星のごとく登場した次世代インターフェース

2012年05月25日 08時30分更新

文● 鈴木淳也(Junya Suzuki)

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 キーボードやマウスに代わる操作方法として、現在「タッチスクリーン」の利用が広まっているが、これとは別に「モーション・センシング」(Motion Sensing)と呼ばれるユーザーインターフェース(UI)が注目を集めている。デバイスに直接触れることなく、人や物の動きで入力を行うUIだ。加速度センサーなどを組み合わせてデバイスの動きで入力情報を検知するケースもあるが、マイクロソフトの「Kinect」に代表されるように、カメラセンサーで人の動きを検知して“完全”にデバイスに触れることなく操作を可能にするタイプもある。このモーション・センサーを使ったニューカマー、Leap Motionの「LEAP」が米国で登場し、話題になっている。

Leap Motionウェブサイト

「Kinect」に続く近未来ユーザーインターフェース

 センサーデバイスとしてのKinectの可能性については、もう多くを語る必要はないだろう。ゲーム機向けの周辺機器としては異例のヒット商品となり、マイクロソフトもXbox 360といった家庭用ゲーム機だけでなく、「Kinect for Windows」として開発者向けのSDKとともにPC分野での利用を模索し始めている。Kinect for Windowsはユーザーの利用シーンを想定し、「Kinect for Xbox 360よりも対象の認識距離が短い」といった違いがあるものの、ハンズフリーで手や体の動きでOSやアプリケーションに動作を指示することが可能な点は同じだ。

 そして、ここで紹介する「LEAP」は、iPod大のサイズの小型センサー装置をMacやWindows PCのディスプレー前に配置するだけで、あとは手やペンなどのオブジェクトを使って画面やマウスに触れることなく、OSや各種アプリケーションを操作できるようになるという。百聞は一見にしかず、まずは下記のYouTubeの紹介動画を見ていただくのが一番だろう。

YouTubeの紹介動画では、オンライン地図やゲームなどを操作しているシーンが登場する

 同製品について紹介しているCNNでは、現在全米で公開されている映画「The Avengers」(邦題:アベンジャーズ、10月国内公開)での“アイアンマン”ことトニー・スタークが空間に投影された画像情報を手で直接触れてコンピューターを操作している様子を指して、LEAPの操作イメージを伝えている。The Avengersの舞台は現代だが、そんなちょっとした近未来的雰囲気を味わえるデバイスというわけだ。

 実際には動画にあるような小型サイズのデバイスをディスプレー前に配置する。LEAPの開発元であるLeap MotionのサイトにあるFAQによれば、PCとの接続はUSB経由で行ない、LEAPのソフトウェアを導入すれば、あとは自動的にデバイスとソフトウェアがキャリブレーションを実行し、しばらく後に動画にあるようなモーション・センシングが可能になるという。動画の例ではiMacが使われているが、Leapの説明ではOS X用とWindows用のソフトウェアがあり、Windows 8もサポートする予定のようだ。またLinux対応も検討しているという。

紹介動画ではiMacを利用しており、LEAPのサイズを想像できる

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