日本マイクロソフトは、Windows 8.1の提供開始に伴うプレスイベントを開催した。
Windows 8.1は、ニュージーランド時間の10月18日午前0時から、Windows ストアを通じ、既存のWindows 8ユーザーに対して無償でアップデートを提供。それにあわせて日本では、17日午後8時から提供が開始されていた。
また、日本時間の18日午前0時には、東京・秋葉原のドスパラ パーツ館で、DSP版の販売が開始されたほか、18日に午前には、量販店のオープン時間にあわせて、Windows 8.1搭載PCの販売が開始された。
Windows 8では、国内で250機種以上のPCが発売されたが、Windows 8.1では、それを上回る約300機種が国内市場に投入されるという。
日本マイクロソフトの樋口泰行社長は、「Windows 8.1は、Rapid Releaseという考え方で、短期間での機能強化を図った。サービスパックのようなバグフィックス版として提供するのではなく、機能向上も図っているのがWindows 8.1となる。従来のメジャーバージョンアップが、3年や3年半のサイクルで行なわれてきたものとは異なるもの。0.1というわずかなバージョンに過ぎないが、機能面では相当向上している」と説明。
「これまでのタブレットが大したことができないことに、多くの人が気づき始めている。Windows 8.1では、PCにもタブレットにも最適なOSであり、様々なニーズに応えることができる。PCとタブレットの境目がなくなる中で最適のOSになるだろう。勝つまで、しぶとく戦っていく」と述べ、タブレット分野における事業拡大を目指す姿勢を強調した。
世界で唯一、プレスイベントを開催
また、「今回のWindows 8.1の提供開始にあわせてプレスイベントを開催したのは世界中で日本だけである」とし、「日本には多くのデバイスメーカーがあり、数多くの新製品が投入される。そうした製品をいち早く体験してもらう場として、この場を設定した」という説明も行なわれた。
説明では、Windows 8.1の特徴として、まず「さらに進化したユーザーエクスペリエンス」「企業内システムとの緊密な連携」「日本市場向け機能強化」の3点を挙げた。「8型から80型までの幅広いデバイスに対応できるOSであり、これらの最新ハードウェアには、最先端のCPUを搭載することで性能向上とバッテリー寿命の長時間化を実現。周辺機器への対応も強化している。ハードウェアの大きな進化にも寄与している」(樋口社長)と述べた。
