「デジタルとアナログの融合や統合」などということが言い始められてから既にカビが生えるほどの年月が経過した。しかし、実のところそのあたりは、もう何年もの間、進化が停滞したままの状況だ。ただコンシューマー市場では、一部の挑戦的な企業がときどき楽しい商品を提供してくれ、我々の眼を楽しませてくれる。
液晶画面の上部を引っ張るとディスプレー部分がズボッと取り外せるキーボード付きのタブレットを発表したり、誰よりも先に、スマートなウルトラブックをお披露目したり、台湾に本拠を置くマザーボードの老舗であるASUSは、何かにつけ元気のよい、筆者のお気に入りのやる気満々企業だ。
そんなASUSが発売している手書きタブレット端末「EeeNote」を衝動買いした。ワコムのデジタルペン技術を採用し、感圧型のEeeNoteを衝動買いした1番の理由は、2万円を切るその驚異的な価格だった。
EeeNoteはiPad 2より少し小さく、長時間のバッテリー駆動に重点を置いた8型 64階調グレースケール液晶を採用した手書きタブレット端末だ。Noteらしく、専用の合成皮革製の専用カバーが標準で付属する。
ペンは上部のスリットに収納でき、取り出しや収納が極めてスムースだ。問題は、専用カバー込みの総重量が700gを超えてしまうことだ。500g以下なら商品の魅力は2倍跳ね上がるだろう。
OSは専用のLinuxではあるが、ごく一般的なITリテラシーの人が使う道具として位置づけたEeeNoteでは隠蔽されており、アプリケーションメニューがトップメニューとなる。
手書きのメモや、PDFリーダー、デジタルカメラ、音声メモ、テキストメモ、フォトアルバム、ミュージックプレーヤー、電卓、辞書、数独ゲームなど、満艦飾なメニューが並ぶ。しかし、筆者がEeeNoteを購入した1番の理由は、専用ペンで書く手書きのメモと、クラウドであるEvernoteとの連携機能だ。
ShotNoteやCamiApp、Kyber SmatNOTEなど、多くのデジタルノートが紙に書いた結果をスマートフォンで撮影してクラウドにアップロードするのに対して、EeeNoteでは、撮影というけっこう面倒なプロセスを省略できる。
「戦略的衝動買い」とは?
そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。
それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである(連載目次はこちら)。
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