来年には韓国全土をLTEエリアにする計画も
また、LGユープラスは当初から10MHz幅でサービスインしており、下り最大70Mbpsでのサービスを提供する。一方、SKテレコムは5MHz幅でサービスインしたため、必然的に最大通信速度は約半分となってしまう(ドコモも大半のエリアで5MHz幅)。
さらに来春から夏にかけては韓国全土をLTE圏内とする計画も持っているとのこと。日本よりは国土が狭いとはいえ、こういった設備投資のスピードも、IT先進国の韓国ならではと感じられる。LGエレクトロニクスは、来年にはスマートフォンの半数以上がLTE対応モデルとして普及するのではと語っており、Xiのエリア展開はそこまでアグレッシブではないドコモと比べると、普及のスピードでは日本を上回りそうな勢いだ。
またLGユープラスは、携帯販売店とは別に、LTEサービスの認知度アップのため、特設ブースをミョンドン(明洞、ソウルの繁華街)で開催していた。ブース内では、3Gとの速度比較や同社の動画、音楽配信サービスを展示し、リッチなコンテンツでもLTEならスムーズに楽しめることをアピールしていた。
韓国におけるLTEの普及スピードが対応端末の新製品などの形で、日本の市場にもいい影響を与えることを期待したい。