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韓国におけるLTEの普及は日本の一歩先を進む

2011年10月15日 12時00分更新

文● 中山 智

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来年には韓国全土をLTEエリアにする計画も

 また、LGユープラスは当初から10MHz幅でサービスインしており、下り最大70Mbpsでのサービスを提供する。一方、SKテレコムは5MHz幅でサービスインしたため、必然的に最大通信速度は約半分となってしまう(ドコモも大半のエリアで5MHz幅)。

 さらに来春から夏にかけては韓国全土をLTE圏内とする計画も持っているとのこと。日本よりは国土が狭いとはいえ、こういった設備投資のスピードも、IT先進国の韓国ならではと感じられる。LGエレクトロニクスは、来年にはスマートフォンの半数以上がLTE対応モデルとして普及するのではと語っており、Xiのエリア展開はそこまでアグレッシブではないドコモと比べると、普及のスピードでは日本を上回りそうな勢いだ。

ソウルでもいちばんの繁華街ミョンドン(明洞)に特設ブースを設置

 またLGユープラスは、携帯販売店とは別に、LTEサービスの認知度アップのため、特設ブースをミョンドン(明洞、ソウルの繁華街)で開催していた。ブース内では、3Gとの速度比較や同社の動画、音楽配信サービスを展示し、リッチなコンテンツでもLTEならスムーズに楽しめることをアピールしていた。

 韓国におけるLTEの普及スピードが対応端末の新製品などの形で、日本の市場にもいい影響を与えることを期待したい。

右から3G、WiBro(韓国版WiMAX)、LTE対応端末となっており、同じアプリを使って速度チェック。LTEが約26Mbpsと圧倒的に速い数値をたたき出している

同じゲームタイトルのPC版とAndroid版を用いた通信対戦。通信による遅延などはなく、リアルタイムで動きの激しいスポーツゲームの対戦が実現されていた


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