このページの本文へ

CMSテンプレートによるWebサイトの制作

2012年01月13日 11時00分更新

文●アンティー・ファクトリー

  • この記事をはてなブックマークに追加
本文印刷
web-keyword

 企業サイトなど、一定の規模を持つWebサイトでは、更新や管理のしやすさなどから「CMS(Content Management System)」の導入が増えています。

 CMSとはコンテンツの管理を目的としたソフトウェアのことです。CMSを導入することで、デザインや開発などの専門的な業務は制作会社が、日常的な更新業務は企業側が担う、といった業務の切り分けができます。結果、更新時の作業効率が上がり、運用コストを低く抑えられます。

 ブログサービスをCMSの代わりに利用するWebサイトもあります。ブログサービスは時系列でのコンテンツ管理に特化した、簡易的なCMSとも言えます。

CMSの仕組みとテンプレートの制作

 CMSの管理画面に登録したテキストや画像などのコンテンツは、データベースに保管されます。CMSはデータベースから必要に応じてコンテンツを取り出し、HTMLを動的もしくは静的なファイルとしてサーバー上に生成・配置します。

 このとき必要になるのが、「テンプレート(ひな形)」です。CMSはテンプレートを元にコンテンツをデータベースから抜き出し、HTMLに差し込むことでページを生成しています。そのため、CMSを利用したWebサイトの構築ではテンプレートの制作が必須です。テンプレートさえ作ってしまえば、Webサイト全体のデザイン変更にすばやく対応できますし、PCサイト用と携帯サイト用のテンプレートを用意すれば、両方のサイトを一度に構築することもできます。

 テンプレートファイルは、内容が共通している固定部分(ヘッダーやフッター、ナビゲーションなど)と、ページによって内容が変わる可変部分とに分けて制作します。可変部分ではどのような条件で、どの情報を埋め込んで表示するかを検討します。

 具体的な記述方法や構成のルールはCMSによって異なりますが、多くのCMSはテンプレート内の可変部分では独自の記述方法(独自のタグや専用の命令文)を採用しています。制作者はその記述ルールに則してテンプレートファイルを制作することになります。

テンプレート制作の注意点

 メリットの多いCMSですが、どんな要件にも対応できるわけではありません。CMSの仕様は厳密に決まっており、たとえば既存のWebサイトに導入する場合、導入しようとするCMSの仕様やテンプレートの制限によってそのまま使えない場合もあります。

 また、同じCMSでもバージョンによる違いで、テンプレート内の記述方法や機能が違う場合もあります。CMSでの制作の際には事前に十分な確認が必要です。

著者:アンティー・ファクトリー

アンティー・ファクトリーはWeb戦略だけでなく、タッチパネルやスマートフォンなどの各種インターフェイス・アプリケーション開発、次世代広告コミュニケーションの設計や開発を行っています。ワールドワイドなクリエイティブを展開し、発展しつづける会社です。

書影

書籍版は、企画・設計・制作・運用など、Webディレクション業務の大まかな流れに沿って構成。最新情報を盛り込み、書き下ろしのコラムや用語集も収録しました。ずっしり重い1030g、厚さ19.5mmで、苦手分野を穴埋めしたい新米Webディレクターや、これからWebディレクターを目指す方におすすめの1冊です。

Webディレクション標準スキル152

本体 4,280円+税、AB判392ページ(オール4色刷)
ISBN:978-4-04-868746-1

Amazon.co.jpで買う 楽天ブックスで買う

この連載の記事

一覧へ
Web Professionalトップページバナー

この記事の編集者は以下の記事をオススメしています

Webディレクター江口明日香が行く