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失敗しない2011年夏モデル選び 第3回

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三賢者が選ぶ激アツSandy Bridge搭載モデル【20万円超え編】

2011年07月28日 11時40分更新

文● 石井英男、後藤宏、花茂未来/イラスト● 安谷隆志

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ライター石井が選ぶオススメの1台
ソニー「VAIO F VPCF229FJ」



●URL:http://www.sony.jp/vaio/products/F22/
●直販価格:24万9800円

3D表示対応のプレミアムAVノートPC「VAIO F VPCF229FJ」

 VAIO Fシリーズは、ソニーのノートPCのフラッグシップモデルであり、基本性能とAV機能を重視したプレミアムAVノートPCである。ここでは、そのVAIO Fシリーズの店頭モデルの中でも、最上位となるVAIO F VPCF229FJ(以下、VPCF229FJ)を取り上げたい。VPC229FJは、VAIO Fシリーズで唯一3D表示に対応していることが最大の特徴だ。

VAIO Fの正面。2枚の板を重ねたようなシャープなデザインも魅力だ。IEEE 1394端子も用意されている

VAIO Fの背面。横から見るとくさび形に見えるデザインになっており、背面側が厚くなっている

クアッドコアCPUと単体GPUを搭載し、高い基本性能を実現

 VPCF229FJは、基本性能も非常に高い。CPUとしてクアッドコアのCore i7-2630QM(2GHz)を搭載し、メモリーも標準で8GB搭載している。さらに、単体GPUのGeFroce GT 540Mを搭載。HDD容量も750GBと大きく、光学ドライブとしてBDドライブを搭載するなど、フラッグシップの名に恥じない性能を誇る。

キーボードはテンキー付きで、キーピッチは約19mm、キーストロークは約2mmとゆったりしており、快適に入力が可能だ

底面のカバーを外すと、メモリスロットとHDDにアクセスできる。メモリは出荷時の状態で最大の8GBまで増設済み

 地デジチューナーも2系統搭載しており、2番組同時録画が可能だ。液晶は16型で、解像度は1920×1080ドットのフルHD対応である。発色は鮮やかで、表面に低反射加工が施されているので、外光の映り込みも抑えられている。インターフェイスも充実しており、USB 3.0×2、USB 2.0、HDMI出力、アナログRGB出力、IEEE 1394などを搭載。メモリースティックデュオ/SDメモリーカード対応スロットも搭載する。

左側面には、アナログRGB出力やHDMI出力、LAN、USB 3.0×2の各ポートが用意されている

右側面はヘッドホン出力(光デジタル出力兼用)、マイク入力、USB 2.0、アンテナ入力の各ポートを備える

3D表示の画質に感激

 VPCF229FJは、単に3D表示に対応しているだけでなく、3D表示画質にもこだわっていることが魅力だ。PCの3D表示方法は、フレームシーケンシャル(アクティブシャッター)方式と偏光方式に大別できるが、VPCF229FJは、画質面で有利なフレームシーケンシャル方式を採用している。

3Dメガネが1つ付属する。メガネは軽く、長時間かけていても負担にならない

 さらに通常のPCのフレームシーケンシャル方式は液晶を120Hzで駆動しているが、VPCF229FJでは、液晶を2倍の速度の240Hzで駆動し、左右の映像の合間に黒画像を挿入し、バックライトの輝度を落とすことで、クロストーク(左右の映像の干渉)のない、美しい3D表示を実現している。実際に、Blu-ray 3Dタイトルを視聴してみたが、非常にクリアで迫力のある3D表示に感激した。

NVIDIAの3D Visionをベースにしているため、多くのゲームも3D表示で楽しめる

 3Dボタンを押すだけで、地デジ放送やDVD、Blu-rayなどの2Dコンテンツを3D変換する機能を備えていることも、高く評価できる。3D変換も自然で、見慣れたコンテンツも新鮮な気持ちで楽しめる。また、3D表示機能は、NVIDIAの3D Visionをベースにしているため、多くのゲームも3D表示でプレーできる。 。

3Dボタンを押すだけで、地デジ放送やDVD、Blu-rayなどの2Dコンテンツを3D変換して鑑賞できる

 VPCF229FJは、価格はやや高いが、その3D表示画質は、PCでは現時点での最高レベルといってよい。高画質な3D表示を楽しみたいという人に、自信を持ってお勧めできる製品だ。

ACアダプターはかなり大きいが、持ち歩くためのマシンではないので特に問題はないだろう

【関連サイト】下記のマイクロサイトでソニー製品の各種レビューを掲載しています。

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