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失敗しない2011年夏モデル選び 第3回

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三賢者が選ぶ激アツSandy Bridge搭載モデル【20万円超え編】

2011年07月28日 11時40分更新

文● 石井英男、後藤宏、花茂未来/イラスト● 安谷隆志

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ライター花茂が選ぶオススメの1台
パナソニック「Let'snote B10 プレミアムエディション」



●URL:http://ec-club.panasonic.jp/mall/mylets/open/premium/b_performance.html
●直販価格:31万5500円(基本構成の場合)

ph1、パナソニックの直販サイト「マイレッツ倶楽部」で購入できる「Let'snote B10 プレミアムエディション」(型番:CF-B10DD3DP)

 PCに求める“性能”は千差万別だ。動画エンコードをするなら高性能CPUや大容量メモリーといった基本的な処理能力、DTMや画像処理は高解像度な液晶ディスプレーだと便利、PCゲームを楽しむならグラフィックス性能、音楽を楽しむならサウンド性能といった具合である。

 PCの使用目的を明確にして、欲しい機能を限定すれば購入費用は安く抑えられる。ただ、PCの使用目的を明確にするのは、なかなか難しいもの。あとで必要な機能が発生したらどうしようという不安がつきまとう。誰しも、長いあいだ快適に使えるPCがほしいところだろう。今回は、そんなPCを選んでみることにした。結論は「Let'snote B10 プレミアムエディション」だ。理由は下記の通り。

アクセスしにくい背面にインターフェース類を搭載していないのが好印象。前面にはヘッドフォン端子や光学ドライブ、メモリーカードリーダーがある

高性能なグラフィックスとサウンドは必要か?

 まず、ボクがPC購入時に考えるのは、「そのパソコンで、高精細な3Dを多用したPCゲームをするのかどうか?」の1点だけ。なぜなら、PCゲームを快適に楽しむには高度なグラフィックス機能が必要だが、言ってしまえばゲーム以外に用途がない。そのため、PCゲームをするかしないかだけで、グラフィックス機能の必要性を判断できるというわけ。

 ここで大切なのは、あくまでも「高精細な3Dを使ったPCゲーム」という点だ。なかなかコアなジャンルなので、比較的迷わずに必要/不必要を判断できるだろう。個人的にはゲーム専用PCが別途あるので、今回は要らない。それに、Let'snote B10が搭載するCPU内蔵したグラフィックス機能でも、オンライン対戦のオセロや将棋などのテーブルゲームは充分楽しめるし、2D主体のMMORPGもサクサク動く。

Let'snoteで初搭載のBlu-ray Diskドライブ。将来性を考えるとぜひ搭載しておきたいパーツ

 次はサウンド機能だが、最新モデルであれば音楽試聴に使えるレベルは達成しているように思える。もし大音量で聞きたいなら、外付けのスピーカーとサウンドカード、ノートPCの場合はUSB接続タイプの製品を1万円程度で購入した方が遙かにいい音なので、標準搭載のスピーカー音質に対して神経質になる必要はない。

 実際、Let'snote B10のスピーカーは、低音はそんなに強くないが、高音がクリアで楽器の音が気持ちよく抜けていく。仕事から帰った夜に自室で聞く音量を考えると、音量のキャパシティも充分だ。

キーボードの左右にスピーカーを搭載している。キーボードのタイプ音はとても静かで、図書館でも安心して使えるように感じた

 こうして自分にとって要らない機能を省いたら、CPUやメモリー容量などの基本的な処理能力と画面解像度の必要性だ。ここが悩ましいところで、今はメールとウェブ閲覧のみだが、ゆくゆくは動画編集や写真のレタッチと、趣味の幅が広がるかもしれない。それに合わせて必要になってくるのが、基本的な処理能力と画面解像度だ。

Let'snote B10の画面解像度はフルHD(1920×1080ドット)に対応。「Fn」キーを押すと、画面上にファンクションキーと対応機能を表示するというニクイ演出。薄暗い飛行機や夜行列車、寝室でもいちいち手元を見なくていいのがグッド

 もし、PCの選択に迷っているなら、ある程度は高性能な基本処理能力と画面解像度をもった製品を購入すれば、将来の不必要な買い換えも減るので安心というのが個人的な考えである。そう考えて選んだのがLet'snote B10だ。

スペックは申し分なし!

 CPUにはモバイル向けのハイエンドモデルとなるCore i7-2620M(2.70GHz)を搭載し、2コア/4スレッド処理に対応。メモリーは標準で8GB、そして256GBの東芝製SSDを搭載している。本特集の第1回で触れたように、SSDを搭載していれば将来的にCPUやメモリー性能が陳腐化しても高速性を担保できるのはうれしい。256GBという容量も、多数のソフトをインストールする場合や、大容量データを扱うときに安心できる。

高性能なCPUとストレージ、大容量メモリーを搭載

東芝製SSDのベンチマーク結果。ベンチソフトは「CrystalDiskMark 3」を使用

 フルHD表示に対応した液晶ディスプレーは、独自ユーティリティーによって使い勝手も上々。これはひとつの画面内を複数に分割して、マルチディスプレーのように扱える機能である。計10種類の分割パターンから選択できるうえ、境界線はマウスでドラッグ&ドロップすることで好きな位置に変更できる。また、区切った領域内で最大化できるので、複数画面を開いた作業を快適に行なえる。ただ、フリックに対応していないと全画面で最大化してしまう点は惜しいところ。

10種類の分割パターンから好きなものを選択できる。特定の領域にはウィンドウを侵入できないようにする機能もある

画面を3分割してみた。左側にブラウザー、右下にTwitterクライアント。そして右上には時計ガジェットを表示して、この領域にはウィンドウの侵入を不可にしておいた。これでいくつ画面を開いても、時計を確実に目視できる

 ちなみにバッテリー駆動時間も調査した。条件は本特集の第1回と同じく、ウェブ閲覧を行ないつつ動画をループ再生している。結果は1時間32分24秒。PCとしては大型な本体なので、据え置きメインで使うことを考えれば充分である。本体重量は約1.76kgで、フルHDノートにありがちな、重すぎて室内移動ですら厳しい、なんていうことはなかった。

標準搭載しているバッテリーパック(S)。駆動時間の公称値は約3時間

ACアダプターは手のひらサイズ

 長く安心して使えるという点で、手厚い保証とサービスが受けられるのもLet'snote B10の強みだろう。まず、プレミアムエディションに限り、3年間の特別保証がタダで付属する。この保証内容には当然ながら自然故障を含むほか、火災や落雷、台風、水濡れ、盗難といった災害にも対応してくれる。

 さらに、長く使い込んでいると汚れてしまう外観塗装、内部に入り込んだホコリのクリーニング。PCの健康診断も3年間無償だ。なんと、ノートPCの天板交換も無償である。

 本製品はなかなか高価だが、長く使える性能と搭載パーツ、本体の作りの良さ、使いやすさを考慮したキーボードや独自ユーティリティー、安心できる充実した保証を考えるとコストパフォーマンスは優秀だ。どのPCを買った良いか迷っているなら、ぜひ一考してほしい1台である。

【関連サイト】下記のマイクロサイトでパナソニック製品の各種レビューを掲載しています。

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