「ぶっちゃけパソコンって、ゲームやらなかったらネットしか使わないよねッ!」
でっすよねー。それならいっそ、「Chrome OS」とGoogle Chrome用の「拡張機能」で、軽快“Web仕様”のノートパソコンを作ってみてはいかがでしょう? というわけで今回はChrome OSでサクッと動く拡張機能を選んでみました。(ほかのOSも当然オーケー!)
おすすめ拡張機能は全部で45本。「Firefox強化週間」と同じく、3日間にわたってお届けします。初日は情報収集に使えるものから。Twitterなど定番Webツール用の拡張機能を入れて、ブラウザー上ですべてが解決する快適クラウド生活をお楽しみください!
■ はじめに――「Chrome OS」って何? どうやって使うの?
Chrome OSは、Googleが開発している軽量OSのこと。ベースはUbuntu(Linux)。デスクトップやファイルブラウザーはなく、使えるのはGoogle Chromeだけ。「Webを見るだけのOS」として作られた、まさに「Web専用OS」だ。現在、「Chromium OS」というオープンソース版が無料で使える(有志・Hexxeh氏がファイルを公開している)。
試しにインストールするなら「Live USB」という方法がおすすめ。今のパソコン環境をそのまま「ChromePC」化できる。USBメモリーから起動するため、パソコンを新たに用意する必要はない。
Chrome OSの特徴はとにかく“速い”こと。約1年前に購入したノートパソコン(CPUはCeleron 1.20GHz、メモリーは2GB)でLive USBを試したところ、起動はWindows 7より20秒以上(67.6秒→41.3秒)、終了は13秒以上(17.1秒→3.9秒)高速化した。JavaScriptの読み込みも、Windows上と比べて6%以上速かった(sanspiderでテスト)。
Live USBに必要なのは、「Windows Vista以上が動作可能なパソコン」「Googleのアカウント」「4GB以上のUSBメモリー」「有線LANのインターネット環境」の4つ。USBメモリーはできれば高速な、USB 2.0以上のものを。それと、フリーソフト「7-Zip」と「Image Writer for Windows」をWindows上でインストールしておくこと。
2ちゃんねる、Twitter、RSS系拡張
■ read.crx
2ペインまたは3ペイン表示が可能な2ちゃんねる専用ブラウザー。壺型のアイコンをクリックして起動。デザインは3種、テーマは4種から選べる。テーマはカスタマイズ(CSS)可能。画像ファイルとYouTube、およびニコ動の動画へのリンクにサムネイルを表示できる。ブックマーク機能があるので目当ての板やスレッドの巡回も楽々だ。
WebベースのSNSクライアント「HootSuite」をカスタマイズする拡張機能。サムネイルやユーザー名の縮小、タブやメニュー、ヘッダーの非表示化、カラム幅の調節などなど、表示領域を広げて情報量を増やす機能が充実している。設定情報は複数のパソコンで同期可能。
先月Twitter本家に開発元が買収された人気クライアント、「TweetDeck」のChrome版。ストリーミングAPIに対応しているため、本家Twitterがマルチアカウント対応になったような感覚で手軽に使える。配色は現在のところ黒バックのみ。表示するタイムラインはパソコンごとに設定できる。
■ buzztter
Twitterで言及数が多いキーワード(バズワード)を紹介するサービス「buzztter」公式拡張機能。buzztterで紹介されたキーワードを、ウィンドウ右下に開くメッセージウィンドウで次々と紹介する。アイコン画像はマスコットキャラクター「ばずったん」から。
RSSフィードをアイコン化して表示するビューアー。色鮮やかで目に優しい配色が心地良い。フィードはGoogleリーダーに登録しているものを使用する。フィードの新規登録はNewsSquaresからも可能。現在日本語対応が進められている模様で、オプション画面については日本語化がひと通り終わっている状態だ。
(次ページに続く)
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