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Webの企画で使えるブレスト/バズセッション

2010年12月21日 11時00分更新

文●フライング・ハイ・ワークス

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 ブレーンストーミングとは、1つのテーマについて、複数の人が自由な意見を活発に発言することで新たなアイデアを生み出す手法です。略して「ブレスト」や「BS」などと呼ばれ、「他人の意見の否定や批判の禁止」「質より量を重視する」という2つのルールのもとで実施します。

 ブレーンストーミングは、たくさんの意見やアイデアを出すことが目的です。参加者全員が活発に意見を出せるような場の空気を作るためにも、否定や批判の禁止は徹底しましょう。ただし、ルールの徹底ばかりに力点が置かれるようであれば、人選から改めて考える必要があるかもしれません。ある程度発言が出揃ったところで、KJ法などを使って意見を整理します。意見を整理することでも、新たな発見が期待されます。

 バズセッションとは、メンバーをいくつかのグループに分け、グループごとにリーダーと書記を配して、それぞれの議論の結果を発表してもらう手法です。バズセッションの各グループで行われる話し合いの方法に、ブレーンストーミングが採用される場合もあります。

 ブレーンストーミングでは比較的独創的な意見が出ることが期待でき、バズセッションではたくさんの人の平均的な意見を集約できます。

独善的なWebサイトにしないために

 1940年にアメリカで出版された発想法に関する著書『アイデアのつくり方』に、アイデアは「既存の要素の新しい組合せ以外の何ものでもない」とあります。この「既存の要素」とは、自分の中だけにすべてがあるわけではありません。人それぞれの発想や視点から、新しい意見やアイデアを効率よく引き出す方法が、ブレーンストーミングやバズセッションなのです。

 特にWebサイトは公開後、多くのユーザーの目に留まるものです。こまめなブレーンストーミングやバズセッションを通じて、企画の方向性や内容をブラッシュアップしていくことで、より効果的なWebサイトを制作できるでしょう。

アイデアを引き出すには丁寧な準備が必要

 ブレーンストーミングもバズセッションも、企画のアイデア出しのために実施するものですが、結局は会議の一手法です。会議は「段取り八分」とも言われ、会議をよりよいものにするためには、丁寧な準備が欠かせません。ゴールやテーマの設定、アジェンダの準備などをしっかりしておくことで、効率的でよりよいアイデアを引き出す会議を実施できます。

※KJ法…データを整理する手法の1つ。ブレストなどで出たアイデを1つずつ1枚のカードに記述していき、似た内容のものをグループにまとめて見出しをつける

著者:フライング・ハイ・ワークス

東京都近郊(首都圏)を中心とし、企業サイトやキャンペーンサイトの制作、CMSの設置などを行なっているWeb制作会社。掲載実績数は300点以上。クライアントのその先にいるお客様の事を考えた「意味を持つデザイン」と「訴求するコンテンツ」を提供する事を使命とし、ディレクターを中心にフットワークの軽さときめ細かい対応で制作を行なっている。

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