悪夢は、ある日突然やって来る。今年5月某日、タクシーの中に「BlackBerry Bold 9000」(以下、BBB9000)を置き忘れた。たった1日ケータイがなくてもいろいろ困ってしまう情けない生活をしているので、その足でドコモショップ上野広小路店に行き、紛失した携帯のSIM(FOMA)カードの停止と新規発行手続きを同時にしてもらった。
その後早速、新しいSIMカードを持ってすぐ側のヨドバシカメラ マルチメディア上野に直行、一番使えそうなスマートフォンだと思った「Xperia」を即買いした。以前のiPhoneやiPod touchで散々こりたはずなのに、またしても画面上の小さなソフトウェア・キーボードしか文字入力手段のないスマートフォンを、Android OS採用というだけの理由で選んでしまった。
予想通り、メールやメモ、スケジュール、Twitterなど文字入力を頻繁に行なう筆者にとって、人気商品とはいえXperiaは全く使えないケータイだった。揺れるタクシーの中では、ミスタイプの連続で仕事メールの返信もままならず、たった2~3日でもう我慢の限界に達していた。
「BlackBerry Bold 9700」を発売日にゲット
そんな折りに知人から、BBB 9000の後継機種「BlackBerry Bold 9700」(以下、BBB9700)が日本国内でも出荷開始されると聞き、早速予約して発売日の7月30日にゲットした。BBB9700は、従来モデルに比較して約109(高さ)×約60(幅)×約14.1(厚さ)mmと20%ほど小さく軽量(約122g)になり、ビジネスウーマンでも極めて持ちやすいサイズとなっている。ハーフVGAの約2.4インチ液晶は精細でアウトドアでも極めて見やすい。
従来と同じく、「BlackBerry App World」からフリーの「テーマ」をダウンロードすることでルック&フィールを簡単にパーソナライズ可能だ。クラウドケータイとして極めて使いやすいメールやスケジュール管理機能に加えて、TwitterやFacebookにおいても使い勝手は向上している。
iTunes連携による音楽ファイルの同期転送はもちろん、USB接続外部ディスクとしてファイルを転送することも容易だ。バッテリーを収めた背面部のカバーも、やはり従来同様スライド操作で簡単/確実に着脱可能。”パカッ”と無理矢理割るように開けるしかないXperiaと比べると、製品の熟成度は雲泥の開きだ。コンシューマ商品は決してユーザーに”躊躇”や”不安”を与えてはいけない。
「戦略的衝動買い」とは?
そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。
それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである。
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