日本通運は楽天の海外販売推進プロジェクトに参画し、４月から香港向けに航空輸送サービスを開始した。
同社は、同プロジェクトにおいて、生鮮品を中心とした食料品のアジア向け航空輸送サービスの開発を行い、２月からトライアル輸送を実施。トライアル輸送を通じて、さまざまな温度帯、輸送時間に対応するための梱包材料の組み合わせデータを蓄積してきた。
これらのデータに基づき、輸送スキームを品目や季節に合わせて提供することで、高品質と安心をアピールする日本の農産物などの食料品を、鮮度を保ったままアジアの消費者に航空輸送する技術を開発。
また、これまで国際取引をしていなかったインターネット通販出店者には、アジア各国の食料品規制に関する情報や、インターネットでの注文データを活用して船積・通関書類を自動作成するサービスも提供する。
同社は今後、シンガポールなどアジアの他地域にサービスを拡大し、楽天の食料品アジア向け通信販売を強化していく。
