小説「一夢庵風流記」やコミック「花の慶次」などによりそのキャラクターを敬愛する人も多い、幡随院長兵衛や水野十郎左衛門らと並ぶ、かぶき者“前田慶次”。彼が愛馬“松風”とともに、武蔵野の地は吉祥寺に降り立った“吉祥寺かぶき祭”が、春爛漫となった3月14日に開催された。
このイベント、戦国末期に“天下の傾奇者”といわれた前田慶次が、京都の嶋原から招いた、きさらぎ太夫や祇園の舞妓さんといった慶次が生きた時代の文化と、21世紀の世においてもかぶき者として生きる5組のクリエイターが、月窓寺で1日限りのライブパフォーマンスを実施するというもの。その特設ステージ“かぶき宴”が月窓寺にて設営されてイベントはスタート。
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