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吉祥寺に降り立つ前田慶次の元に、21世紀の傾奇者が集結!

2010年03月15日 22時40分更新

文● 伊藤 真広

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 小説「一夢庵風流記」やコミック「花の慶次」などによりそのキャラクターを敬愛する人も多い、幡随院長兵衛や水野十郎左衛門らと並ぶ、かぶき者“前田慶次”。彼が愛馬“松風”とともに、武蔵野の地は吉祥寺に降り立った“吉祥寺かぶき祭”が、春爛漫となった3月14日に開催された。

月窓寺に鎮座する慶次と松風

 このイベント、戦国末期に“天下の傾奇者”といわれた前田慶次が、京都の嶋原から招いた、きさらぎ太夫や祇園の舞妓さんといった慶次が生きた時代の文化と、21世紀の世においてもかぶき者として生きる5組のクリエイターが、月窓寺で1日限りのライブパフォーマンスを実施するというもの。その特設ステージ“かぶき宴”が月窓寺にて設営されてイベントはスタート。

太鼓の音とともにステージが始まった

京都の嶋原の茶屋“輪違屋”のきさらぎ太夫が、禿や引舟、傘持ちなどを従えて月窓寺へ入場

月窓寺へと入場したきさらぎ太夫は、そのままステージに上がり、客と太夫が顔をあわせるお見合いのような儀式“かしの式”を行なう

かしの式に続いて、「一夢庵風流記」のなかにも登場する胡弓を太夫自らが演奏

太夫の最後のステージは、慶次在りし日に思いを馳せる“古”という名の舞。きさらぎ太夫は原哲夫氏の作品が大好きで「花の慶次」も大好きだという

太夫の舞に続いて、祇園の舞妓さんによる演舞「祇園小唄」

(次ページへ続く)

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