Azplode Free
作者:Calvin Rien
価格:無料
改めて申し上げるまでもなく、iPhoneゲームには、これまでのコンシューマゲームのジャンル分けが通用しません。全部が全部というわけでもないのですが、通用しないものが多いのも事実です。
この「Azplode Free」も、何だろう……パズルゲームのような画面にも見えますし、音ゲーっぽい要素もありますが、どちらでもありません。強いて言えば「タップゲーム」としか、言いようがない気がします。でも、おもしろいし、思わずハマってしまうんですよね、これが。
「Azplode」の目的ですが、画面上を動き回るドットを、規定の数、誘爆させる(爆風に巻き込んで爆発させる)ことです。規定の数に達すると、次のステージに進むことができます。
具体的に進め方を見ていきますと、まず左の写真がステージ開始時のものです。いくつかのドットが動き回っています。最初のステージですから、これを1回、誘爆させればいいということなので、上の画像中央ののように画面のどこかをタップして最初の爆発(白い爆発がそれです)を起こします。プレイヤーがやることは、この最初の爆発を起こすことだけです。
また、最初のステージですから、この白い爆発に巻き込むドットは1つでOKです。右の写真のように極めて簡単にクリアとなるのですが、まぁ、問題はこのあとです。画面上を動き回るドットもどんどん増えていきますが、巻き込まなければならないノルマも増えていきます。
という極めて簡単なゲームルールなのですが、2つほど注意点があります。1つは、ドットが動き回るスピードには、何パターンかあるということです。
同じスピードで動いていれば、予測も簡単なのですが、そういうわけではありません。右の画像は失敗例なのですが、思いのほかドットのスピードが遅く、緑の爆発に巻き込まれることなく、ステージは失敗となってしまいましたorz
説明する順序が逆になってしまいましたが、爆発にも制限時間があります。ただ、こちらにはばらつきはありません。爆発は同じ時間で消えていきます。消える前にドットを巻き込んで新しい爆発を起こし、その爆発がまた次のドットを巻き込んで……というのが、「Azplode」の進行になります。
すいません、ここでようやくゲームの全体像がお分かりいただけたかと思います。説明しにくいんですよね、面白いんですけど。
これは僕なりの方法論ですし、狙ってできるかというのは難しいのですが、僕が思うに、誘爆は2つに分かれる感じで横長に進んでいくといいんじゃないかと思ったりします。横長を意識した方が、スピードが異なるドットを、1つでも多く拾っていける、その可能性が上がるような気がします。
ちなみにドットは爆発すると音を立てます。この音が色によって異なるので、まるで音楽アプリを触っているかのような感覚も味わえます。この点も、おすすめ。
そういえば、僕、まだすべてのドットを消すことに成功できていません。下の画面では3つ残っていますが、ラスト1個! まではできたのですが……。どなたか全部消した! という方っていらっしゃいます? そーとー難しいんじゃないかと思うのですが……。
筆者紹介──倉西誠一
石川県金沢市出身の元・電撃PlayStation編集長。著書は「モンスターハンター」シリーズのプレイログである「狩られ道」「狩られ道豪黒毛」(いずれもアスキー・メディアワークス)だが、最近はすっかりiPhoneゲーマー。Twitterアカウントはkararemichi。
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