
ポケットベガス
作者:AppBank
価格:無料
右は昨晩、偶然表示された画面です。同時接続500人! 切りのいい数字だったので、思わず撮影してしまいました。案の定と言いますか、この時のマッチングは早かったですねぇ。わんこソリティア状態で何戦か戦いましたが、このところのスランプを脱するきっかけはつかめませんでしたorz
さて、連日熱戦が続く「ポケットべガス」ですが、みなさん、ご挨拶ってどうしてます?(アプリについての基本説明はこちら)
「ポケットべガス」にはチャット機能が用意されていて、簡単な定型文を飛ばしたり(グラフィック的にも、メッセージは画面上を飛んでいきます)、標準のソフトウェアキーボードで入力できたりします。時間に余裕のあるゲームではまったくありませんから、僕はキーボードで入力はしていませんが、対戦前には必ず「よろー」と定型文を飛ばすようにしています。
対戦直前、画面下部の「ゲームを始めましょう!」をタップすると「I'm Ready!」状態になるのですが、この時にちょうど「シャウト」の上をとんとんっと叩くようにして、連続してチャットメニューを開き、「よろー」を選択。たまに間に合わないこともあるのですが、この流れが、自分の中でプレイ開始のテンポを作っていると言ってもいいでしょう。
たったこれだけなのですが、社内でのリアル狩られ道さんを知っている人にとっては、驚愕の事実ではないかと思いますし、僕自身、革命的だとすら思っています。
社内でのリアル狩られ道さんは、自分でも感じてしまうくらいに態度が悪いです。さすがに経営陣と目が合った時には会釈くらいはしますが(ホントはそれもめんどくさい)、他はガン無視です。むしろ、怒ってさえいます。
たとえば廊下なんかで他部署のアルバイトとすれ違ったりするじゃないですか。そのときに、何で「おはようございます」とか、「お疲れさまです」とか言われなきゃいけないのか? お前のことなんか知らねぇし、覚えたくもないし! まったく理解に苦しみます(一般的に、理解に苦しむのは狩られ道さんの態度、姿勢の方だそうです)。
特に出社時は、僕にとって貴重な音楽/Podcast鑑賞タイムです。それを邪魔されたくはない。なので、ガン無視です。また、春先、新入社員が入ってきた時もむかつきます。ヤツらは社員教育の一環としてさまざまな会議を見学しているのですが、似合いもしないスーツを着込んで会議室の入り口にガンクビそろえて、で、こっちが会議室に入ったところで、でかい声で……。
「おつかれさまです!」。
……です。何度、「うるせぇよ!」と蹴り飛ばしそうになったか!
という呆れ返るような人間なのですが、宇宙カジノでは違います。率先してあいさつ運動です。プレイ直前に「よろー」です。僕はなるべく4人で対戦したいので、人がそろうまで、ぎりぎりまで待ちます。なので、開始直前になってしまうのですが、あせりまくってでも「よろー」です。
なぜだろう? なぜ、僕は宇宙カジノでは、そんないい人なんだろう(冷静に考えれば「よろー」って言ってるだけなんですけどね)。
「ポケットべガス」で禁煙したい(関連記事)。さらに、「ポケットべガス」で、ちゃんとあいさつができる人間になれるかもしれない。対戦ソリティアには、そんな可能性まで秘められているのです。
筆者紹介──倉西誠一
石川県金沢市出身の元・電撃PlayStation編集長。著書は「モンスターハンター」シリーズのプレイログである「狩られ道」「狩られ道豪黒毛」(いずれもアスキー・メディアワークス)だが、最近はすっかりiPhoneゲーマー。Twitterアカウントはkararemichi。
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