このページの本文へ

米Yahoo!、ショッピングエンジンをPriceGrabberにアウトソース、API提供は終了へ

2010年01月13日 00時39分更新

記事提供:SEMリサーチ

  • この記事をはてなブックマークに追加
本文印刷

米Yahoo!は2010年1月11日、同社のYahoo! Shoppingの商品掲載に関わる機能を価格比較エンジン大手の米PriceGrabberに外注することを明らかにした。あわせて同社が提供してきた、“Yahoo! Shopping Syndication Services”を含むShopping Web Services APIは2010年3月11日で終了する。

提携により、Yahoo! Shopping に掲載される商品情報はすべてPriceGrabberによって行われる。Yahoo!は引き続き同サイトの広告を販売し、収益は同社と折半する。

Yahoo! Storeに出店する企業が引き続きショッピングサイトに掲載するためには、PriceGrabberのマーチャントアカウントのサインアップを行う必要がある。ただし、PriceGrabberは自動的にYahoo! Store出展企業のカタログXMLファイルから掲載用フィードを生成するため、PriceGrabber移管後に掲載するための特別な作業は発生しない。

一方、Yahoo! Store に出店していない企業がYahoo!ショッピングの検索結果への掲載を希望する場合は、PriceGrabberのショッピングシンジケーションサービスを申し込む必要がある。ただし、PriceGrabberはYahoo!のような無料のAPIウェブサービスは提供していないため、実質的に従来通りの利用を前提とした移行は不可能となっている。

Yahoo! Shopping API Announcement [YDNB]
http://developer.yahoo.net/blog/archives/2010/01/yahoo_shopping_api_announcement.html


#
検索事業提携先であるMicrosoftでなくてPriceGrabberを選択したのは、Microsoftへの過度な依存を避ける為?今後、米Yahoo!はTravelなど他のバーティカル領域もアウトソースを進めてくるかもしれない。

Web Professionalトップへ

WebProfessional 新着記事