8月18日、ラネクシーはストレージの利用効率を高めるディスク容量管理ソフト「NORTHERN STORAGE SUITE V8」を発表した。スウェーデンのノーザン・パークライフが開発したWindowsサーバ用のソフトウェアで、利用制限や重複排除、フィルタリングなど複数の機能を用いることで「30日間でストレージ利用量を約30%節減」を実現するという。
NORTHERN STORAGE SUITE V8は、以下の5つのコンポーネントから構成されている。
コンポーネント名称 | 機能 |
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Quota Server(クォータサーバ) | ディレクトリ、グループ、ユーザレベルでの使用容量制限。ファイルのフィルタリング機能 |
Storage Reporter(ストレージレポーター) | ストレージ使用状況のレポート機能。重複ファイルやバイナリレベルでの偽装ファイル検索 |
Storage Portal(ストレージポータル) | 割り当てられたストレージの状況を把握できるユーザーWebポータル |
Storage Chargeback(ストレージチャージバック) | ストレージに関する算定とコストのレポートを提供 |
Storage Assistant(ストレージアシスタント) | スケジュールや特定動作を確認した際に、ファイルの削除、レプリケーション、ユーザーへの通知を行なうユーザーアシスト機能 |
NORTHERN STORAGE SUITE V8では、まずフォルダやユーザーごとに3段階のしきい値(上限)を設けたクォータが設定でき、不要なファイルの保存を防ぐ。特定の拡張子のファイルを保存できなくするフィルタリングも可能になっている。
また、各ユーザーに割り当てられた容量をWebブラウザからレポートする機能もあるため、ユーザーの自主的なファイル整理も促せる。同一ファイルやユーザーに長期間アクセスされていないファイル、退職した人のファイルを検出し、レポートする機能もあるという。
価格は容量によって異なり、1TBで製品価格が20万円、年間保守が4万円。
