Atom搭載のノートPC、いわゆるNetbookは、安い、軽い、小さいで便利なものの、画面サイズの小ささは、会社や自宅で落ち着いて使うにはちょっと狭い……。という声に応えるNettop(Atom搭載デスクトップ)がエプソンダイレクトから登場した。
「Endeavor NP11-V」は、単行本1冊程度の小型本体に収まったコンパクトデスクトップ。CPUにAtom 230-1.60GHzとSIS 672+SiS 968チップセットを搭載し、USB 2.0×6の拡張性を備える。何よりの特徴はファンレス設計で、本体は縦置きが必須になるものの、下部スリットから吸気して、CPUやチップセットで暖まった排気は上部に自然排出される。これにより動作時の音早く17dBという図書館以上の静粛性を実現している。
本体サイズは幅153.5×奥行き74.5×高さ198.5mm(台座部分含む)とスリムで、液晶ディスプレーの裏側に置いておくこともできる。ただし電源は内蔵せず、付属のACアダプターで給電する。ACアダプターのサイズは96×42×28.7mm、ケーブル長はAC側1.5m+DC側1.8mで、コンセントまで3m離れていても利用可能だ。
オプションで液晶ディスプレー裏側のVESAマウントに取り付ける専用ブラケットを用意している。対応製品は同社の販売する液晶ディスプレーに限られる(VESAマウント周りの設計によっては、設置できない場合がある)が、本体を液晶ディスプレーの裏側に固定して、液晶一体型のように使うこともできる。液晶ディスプレーが自由に選べるため、Netbookのように狭い画面に苦労することもない。同社では18.5インチ(1360×768ドット表示)の液晶ディスプレー「LD18W41S」を推奨(オプション)している。
本体には光ドライブはなく、160GB HDDを内蔵する。価格は2万6800円。液晶ディスプレー(LD18W41S)と一体化用アダプターのセットでも3万9800円。プレインストールOSはWindows XP Home Edition SP3。メインメモリーは1GB固定(増設不可)となっている。