グラフィックが圧倒的な新Mac mini
一方のMac miniは、新旧ともに上位モデルで比較している。ベンチマークの中では、グラフィックの性能アップが目覚ましい。CINEBENCH(GPU)のスコアでは約3.4倍、Doomのfpsでは約5.2倍と、これはもう「圧倒的」といっていいほどの差だろう。ただし、2D画像スクロールに関しては旧モデルのほうが2倍ほど速いという結果だった。
グラフィックに関係した話では、ディスプレー出力がDVIとMini DisplayPortという2系統が用意されて、標準でデュアルディスプレーが実現できるようになった。しかも仕様を見れば、DVI側が最大1920×1200ドット、Mini DisplayPort側が「Mini DisplayPort - Dual-Link DVIアダプタ」を使って最大2560×1600ドットという、「フルHD」(1920×1080ドット)の2枚表示が可能になっている。小さいボディーのクセしてフルHDを2枚とは……このギャップはスゴイっ!
【ユーザーの証言】ASCII.jp・ハシモト編集者
ASCII.jp編集部では、ハシモト編集者が新Mac miniを購入したとのこと。おしゃれ小型ミニノート「Vaio type P」を心から愛するハシモト氏は、なぜMac miniを手にしたのか(関連記事)。本人いわく……
「うちはPentium 4が乗ったキューブパソコンをテレビにつないで使っているんですよ。最近、ネットを光回線に変えたんですが、キューブパソコンの性能だと光回線の速度を生かしきれていないと感じることが多かった。そのキューブパソコンの代わりとして、BTOでメモリーを4GBに増設して、Mac mini 120GBを買いました。Windowsマシンとしてバリバリ使いますよ」
え!? Windowsで使うんですか?
「ええ、Windowsですが何か」
Mac OS Xじゃないんですか!?
「Windowsです」
Mac OS Xじゃないんですかっ!?
「……んー、たまになら使ってもいいかもしれないですが」
おお!
「今ってハイパーカード入ってないのかな」
……という会話がなされたとかなされないとか。そういえば初めてMac miniが登場した際、一斉にWindowsユーザーが飛びついて、ホームサーバーなどに使うという現象が起こっていた。新モデルもやっぱりWindowsユーザーから注目を集めているということだろうか。