最高レベルのアクセス難易度
以前紹介したiMacと同様、Mac miniも基本的に、ユーザーに中身を一切触らせない設計だ。HDDはもちろん、メモリー交換、増設用の窓やカバーなどは用意されていない。
また、外装はネジ止めではなく、側面内部にある多くのツメで固定されているので分解はかなり困難。そのため購入した状態のまま使うのが一般的だが、その気になれば分解して、メモリーやHDDの交換ができないわけではない。
作業に使うのは薄手のフライ返しとヘラで、高価な工具は用意しなくていい。ただし、側面内部のツメを外すのにはコツと根気が必要だ。特に最初にツメを外す際には、もんじゃ焼きなどで使う固いコテは極力使わないようにしよう。ツメを支えているプラスチック部分が削れてしまったり、アルムニウム部分がキズだらけになってしまう可能性があるからだ。逆にこの「開腹作業」さえクリアすれば、あとはさほど難しくない。
光学式ドライブとHDDを含むドライブユニットを取り外せば、メモリースロットにアクセスできるようになる。さらにドライブユニットから光学式ドライブを外せば、HDDの交換が可能だ。ちなみにMac miniで使用できるメモリーは、204ピンのDDR3 SO-DIMM(PC3-8500)、HDDは2.5インチでSATA接続のものだ。
注意したいのは、分解するとメーカー保証が無効になるという点。自信のない人は、あらかじめApple StoreのBTOを使ってメモリーやHDDの容量を増やしておこう。
注意:分解はユーザー自身の責任のもとに作業することを前提としており、個々の環境に関して編集部やメーカーでは問い合わせに応じられません。また、分解作業に伴ういかなる損害も、ASCII.jp編集部/MacPeople編集部/メーカーで補償できないことをご了承ください。
●該当機種
- 2009年3月発表
- Mac mini 120GB(MB463J/A)
- Mac mini 320GB(MB464J/A)